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2020.06.05  
ルリソウ(瑠璃草/ムラサキ科ルリソウ属) ②

2020.06.05     カテゴリー :   山野草

ルリソウ(瑠璃草/ムラサキ科ルリソウ属) ②

ルリソウ(瑠璃草/ムラサキ科ルリソウ属) ②


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↑ ルリソウ(瑠璃草/ムラサキ科ルリソウ属)

ルリソウの極近い仲間に福島県以西に分布するヤマルリソウ(山瑠璃草)があります。
ヤマルリソウは草丈は5cmくらいでずんぐりし根生葉が大きいのですが
ルリソウは根生葉から20~30cmほど茎が立ち,途中の葉の方が大きくなります。
花茎が上部で大きく枝分かれするのもヤマルリソウとの違いです。
他に新潟県周辺だけに自生するエチゴルリソウがあり、
ルリソウと良く似ていますがエチゴルリソウの方が少し大型で
実に鈎状の突起が見られない特徴があります。


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↑ ルリソウ(瑠璃草/ムラサキ科ルリソウ属)

ルリソウは一応多年草ですが毎年観察している限り
同じ株が何十年も咲くのではなく
3,4年ごとくらいに世代交代している感じです。


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↑ ルリソウ(瑠璃草/ムラサキ科ルリソウ属)

当町のこの貴重なルリソウの自生地も決して安住の地ではありません。
人里近い里山なのである程度は管理されていますが
この自生する場所だけは殆ど手入れされていません。
なので放って置けばすぐ藪になってしまいます。

まさか他人の山林を勝手に下刈りするわけにもいかないので
とりあえず毎年ルリソウの周囲だけ雑木を整理しています。
写真に書き込んだ〇印は私が切った笹の切り株です。
もしこの笹を切らなかったら1年と言わず
ルリソウは藪に埋もれてしまうでしょう。


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↑ ルリソウ(瑠璃草/ムラサキ科ルリソウ属)

以前この自生地の他にも隣り村で1か所自生地を見つけましたが
3年ほど行かなかったら藪に覆われて消えてしまっていました。
里山で人とうまく共存できないルリソウが激減し絶滅危惧種になったのもなるほどです。


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↑ ノハラムラサキ(野原紫/ムラサキ科ワスレナグサ属)

花の大きさは小さいもののルリソウと花がそっくりなムラサキ科の野草3種を紹介します。

ノハラムラサキは欧州原産で花径は3~3.5mmと小さくガク片は深裂で鉤状の毛が密に生え寒冷地に多く帰化しています。
花と花の間に苞葉はなく、茎に花は交互に段々に咲きます。

この仲間(ワスレナグサ属)にはエゾムラサキ、ワスレナグサ、ノハラムラサキ、
ノムラサキなどがあり微妙に違いがあります。

●エゾムラサキは日本在来種で主に北海道と中部に自生し花の径 6~9mmと大きくガク片は5深裂で、鉤状の毛がある。

●ワスレナグサは欧州原産で花径 6~9mmと大きく ガク片は5浅裂で鉤状の毛がなく、伏毛(伏せた毛)が密生する。

●ノムラサキは南欧~西アジア原産で花径 2~3mmと小さく 花と花の間に苞葉がある。


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↑ ノハラムラサキ(野原紫/ムラサキ科ワスレナグサ属)の仲間

昨年6月下旬の北イタリア・アルプス旅行では
2種類のムラサキ科の花を見つけることができました。
これはドロミテ地方のミズリーナ湖畔に咲いていた
ノハラムラサキ(野原紫/ムラサキ科ワスレナグサ属)の仲間です。


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↑ ミオソティス・アルペストリス(ムラサキ科ワスレナグサ属)

チェルビニア 地方 モンテ・チェルビーノ(スイス名マッターホルン)山麓に
咲いていた高山植物のミオソティス・アルペストリスです。


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2020.06.04     カテゴリー :   山野草

ルリソウ(瑠璃草/ムラサキ科ルリソウ属) ①

ルリソウ(瑠璃草/ムラサキ科ルリソウ属) ①


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↑ ルリソウ(瑠璃草/ムラサキ科ルリソウ属)

今年も町内の里山(雑木林)でルリソウ盛りです。
ルリソウ(瑠璃草/ムラサキ科ルリソウ属)は中部以北~北海道の明るい山林に自生し、
東京、埼玉では絶滅、茨城、長野、群馬、千葉、神奈川では
絶滅危惧Ⅰ類に指定され
福島県でもあまり見ることない貴重な山野草です。


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↑ ルリソウ(瑠璃草/ムラサキ科ルリソウ属)

ルリソウは蕾が開いたばかりの時は
ピンクで時間とともに青味が増し
丸一日で美しいコバルトブルーになります。
この傾向はホタルカズラ(蛍蔓/ムラサキ科ホタルカズラ属)と同じです。


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↑ ルリソウ(瑠璃草/ムラサキ科ルリソウ属)

ここのルリソウは12年ほど前、町内の里山で偶然群生地を発見し、
毎年開を楽しみにしています。
園芸種のワスレナグサの近縁種ですがワスレナグサのは6mm~8mmほど
ルリソウは10mm~12mmとやや大振りです。



※ルリソウつながりで当地で見られるルリソウの仲間をご紹介します。
でもルリソウと比べると素朴で少し見劣りしますが、
どれもみな可愛らしいです。


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↑ キュウリグサ(胡瓜草/ムラサキ科キュウリグサ属)

日本全土のやや湿った道路端や畦、土手などいたるところに自生します。
麦や稲の伝来のころ一緒に東アジアから伝わってきた史前帰化植物です。
良く探せばどこにでも自生していますが、が小さく他の雑草に紛れていると気付かないかもしれません。

序の先が曲がっているので「サソリ型花序」と呼び、ムラサキ科の花の特徴です。
花径2~3ミリくらいの淡い青紫色をした小さな五弁花を上向きにつける。
花の中心は黄色くなっていて花そのものは園芸種のワスレナグサそっくりです。


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↑ ハナイバナ(葉内花/ムラサキ科ハナイバナ属)

ハナイバナは日本各地、東~東南アジアに広く分布する一年生。
道端や畑、果樹園などにふつうに自生していますが、花が2mm弱と小さく、花つきも疎らなので、
これまたよほど山野草に興味がないと気がつかない花かも知れません。
花はキュウリグサによく似ているが、たくさんは付かない。
名前の由来は葉と葉の間に花が咲くので「葉内花」だそうな。


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↑ ミズタビラコ(水田平子/ムラサキ科キュウリグサ属)

ミズタビラコは本州~九州に分布し、ブナ林など広葉樹林の渓流沿いや
谷筋などの水分の多い場所に自生します。草丈は15~30cmほど。
茎の頂端から1本あるいは2本のサソリ型花序をだし花は下の方から次々と咲きます。
全体に田んぼ雑草のキュウリグサに似ますがキュウリグサの花径は2m弱ですが、
ミズタビラコは花径は3mmと大きいので直ぐ見分けが付きます


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↑ オニルリソウ(鬼瑠璃草/ムラサキ科オオルリソウ属)

日本全土や東アジアに広く分布し
山林の林縁や林道沿いなどに自生しますが数はそう多くありません。
花はわずか3mmほぢしかありませんが
花そのものはムラサキ科らしい花です。
花は小さくても草丈は1.5mにもなる大きな植物です。
種には鈎状の突起があり引っ付き虫の1種です。


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2020.06.03     カテゴリー :   山野草

オドリコソウ(踊り子草/シソ科オドリコソウ属)

オドリコソウ(踊り子草/シソ科オドリコソウ属)


町郊外の田園地帯の土手でオドリコソウが咲き始めました。
オドリコソウの色は自生地や個体によって濃いピンク~白まで様々。
この自生地はピンクと白がグループごとに混在しています。
名前の由来はの咲く様子を櫓の上で輪になって踊る踊り子に見立てたと言われてます。


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↑ オドリコソウ(踊り子草/シソ科オドリコソウ属)

オドリコソウの色は白~薄紅色まで様々。
株じたいが元々持っている色の他に自生場所や陽射しが影響します。
これはわずかだけピンキがさした白タイプ。


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↑ オドリコソウ(踊り子草/シソ科オドリコソウ属)

ほんのり薄紅がかったタイプ。


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↑ オドリコソウ(踊り子草/シソ科オドリコソウ属)

純白タイプ。
純白タイプでも太陽が燦々と当たるとわずかに色が付きます。


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↑ キバナオドリコソウ(黄踊り子草/シソ科ラミアストルム属 )

キバナオドリコソウは欧州東部~西アジア原産の逸失帰化植物。
半日陰を好みランナーで増えていきます。
以前、キレイだと思って1株頂いて植えたら増えるは増えるは・・・
あまりにも繁殖力旺盛で他の植物を負かすので駆除したつもりですが
いまだに出てきます(-"-)。
キレイなだけど丈夫過ぎるのも困ったものです(^_^;)。 


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2020.06.02     カテゴリー :   山野草

エゾタンポポ(蝦夷蒲公英/キク科タンポポ属)

エゾタンポポ(蝦夷蒲公英/キク科タンポポ属)


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↑ エゾタンポポ(蝦夷蒲公英/キク科タンポポ属)

エゾタンポポは中部(高い山)以北、東北や北海道の林縁や草地に自生します。
特徴はガク(総苞外片)は反り返らず、茎の上部に毛が密生します。

セイヨウタンポポは受粉しなくても単為生殖によって結実し暖地では1年中咲くため、
あちこちで増殖し日本在来のカントウタンポポやカンサイタンポポ、エゾタンポポなどは
年に1度しか咲かないのでセイヨウタンポポに押しやられ姿を消しつつあります。
おそらく、街中でふだん目にするタンポポはほとんどがセイヨウタンポポだと思いますが
今度見かけたらガクをよく観てください。
ガクが反り返っていなかったら日本在来種のタンポポです。


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↑ エゾタンポポ(蝦夷蒲公英/キク科タンポポ属)

エゾタンポポは棚田の土手などが特にお気に入りですが
明るい森の草地でも良く見られます。
西洋タンポポはより明るい太陽を好みますが
エゾタンポポは半日陰でも大丈夫です。


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↑ オクウスギタンポポ(奥薄黄蒲公英/キク科タンポポ属)

福島県では上記のシロバナタンポポやエゾタンポポの他に
オクウスギタンポポ(奥薄黄蒲公英/キク科タンポポ属)という
在来種もわずかに見られます。

ただのタンポポじゃないと思うかもしれませんが
福島や宮城など東北南部だけに自生するタンポポです。
関東以西に自生するシロバナナタンポポと東北以北に多い
エゾタンポポの中間的な色です。


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↑ セイヨウタンポポ(西洋蒲公英/キク科タンポポ属)

こちらはどこででも見られる西洋タンポポです。
がぽってりした感じで
ガクが大きく外側に反り返り
茎には産毛はほとんどありません。
一株当たりの数も多いのが特長です。
太陽が大好きなので明るい道端や草地がお気に入りです。


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2020.06.01     カテゴリー :   山野草

北限のシロバナタンポポ(白花蒲公英/キク科タンポポ属)

北限のシロバナタンポポ(白蒲公英/キク科タンポポ属)


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↑ 北限のシロバナタンポポ(白蒲公英/キク科タンポポ属)

シロバナタンポポは一般的に関東以西に自生すると言われますが
福島県でも県の南部で稀に見られ、
この辺りがほぼ北限だと思われます。


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↑ 北限のシロバナタンポポ(白蒲公英/キク科タンポポ属)

シロバナタンポポは在来種(日本産)ですが同じ在来種のエゾタンポポなどよりは
総苞外片はわずかに開いて、先端に明瞭な角状 突起があります。
しかしセイヨウタンポポ(ダンデライオン)に比べれば総苞外片が大きく反り返えりません。


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↑ 北限のシロバナタンポポ(白蒲公英/キク科タンポポ属)

シロバナタンポポは他のキク科のと同じく
小さな舌状の集合体です。
西洋タンポポより舌状花は少なめで、
白花と言っても中心部はやや黄色く見えます。


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↑ 北限のシロバナタンポポ(白花蒲公英/キク科タンポポ属)とエゾタンポポ(蝦夷蒲公英/キク科タンポポ属)

この自生地ではシロナバナタンポポとエゾタンポポが
仲良く隣り合って咲いてします。
近縁種同志ですがそう簡単には交雑はしないようです。



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2020.05.31     カテゴリー :   山野草

イカリソウ(碇草、錨草 /メギ科 イカリソウ属 )

イカリソウ(碇草、錨草 /メギ科 イカリソウ属 )


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↑ イカリソウ(碇草、錨草 /メギ科 イカリソウ属 )

フデリンドウ咲く里山ではイカリソウ(碇草、錨草 /メギ科 イカリソウ属 )も見頃になりました。
イカリソウは主に北海道~本州の太平洋側の山林に多く自生し
の形が船舶の錨(いかり)に似ているのでイカリソウと呼ばれています。
色は薄いピンクが多数ですが、まれに白もあり
地方によっては黄色もあります。
イカリソウ属は25種ほどがアジアから南ヨーロッパにかけて分布します。


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↑ イカリソウ(碇草、錨草 /メギ科 イカリソウ属 )

イカリソウの基本種の色はピンク色です。
この里山には純白や黄こそありませんが
ほぼ白から濃いピンクまで多様です。


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↑ イカリソウ(碇草、錨草 /メギ科 イカリソウ属 )

イカリソウは漢方では精力剤として有名です(^^ゞ。

昔、一日に百回も交尾するすごいヤギが山に生息していました。
このヤギはいったい何を食べて、こうも強いのだろうと、
村人が草むらにかくれて遠くからながめていたのです。
すると淫乱なヤギはしきりにある一つの植物の葉を食べており、
その葉は村人たち「カク(カク)」と呼んでいる植物であることがわかり、
それ以後、これを「淫羊カク」と名付けて強壮生薬として用いるようになったといわれています。


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↑ イカリソウ(碇草、錨草 /メギ科 イカリソウ属 )

実験的にも大脳を興奮させ、刺激性を敏感にし、
末梢血管を拡張して血流を亢進させ、
特に、陰茎海綿体を充満させる作用があるといわれています。
日本名ではイカリソウといいますが、が船のイカリに似ていることからつけられたのでしょうが、
「イキリ立つ」ということにも引っかけた言葉だともいわれています。
どのイカリソウでも効くのではなく、
中国で古くからこれが良いとして使われているホザキノイカリソウが一番です。
これにはイカリイン、エピメディンCが含まれているのです。

※田辺三菱製薬HPより


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2020.05.30     カテゴリー :   山野草

フデリンドウ(筆竜胆/リンドウ科リンドウ属)

フデリンドウ(筆竜胆/リンドウ科リンドウ属)


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↑ フデリンドウ(筆竜胆/リンドウ科リンドウ属)
昨日紹介したフデリンドウですが別の里山でも花盛りでした。
に咲くリンドウの中で分布域が広いのがフデリンドウです。
北海道~九州まで広く分布し、里山や林のやや乾いた明るい草地に自生します。
フデリンドウの名前の由来は蕾が筆に似るところによりますが
リンドウの蕾はみな筆のような形なんだけどな・・・・・(^^); 


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↑ A:フデリンドウ(筆竜胆/リンドウ科リンドウ属)

同じに咲くフデリンドウとハルリンドウは良く似ているので
間違う人も多いので確認してみましょう。

フデリンドウは1株当たりどんなに花が多くても根元は1本で
茎の途中から花が分岐します。
自生場所はやや乾き気味の草地や明るい林縁林床です。


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↑ B:ハルリンドウ(竜胆/リンドウ科リンドウ属)

ハルリンドウは本州~九州の平地や山あいの
湿地など湿った場所に自生します。
なぜか当地では平地ではあまり見られず
高原の湿地などに自生しています。
草丈7~8cm、根生葉があり茎は根本から枝分かれし花が咲きます。


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↑ フデリンドウ(筆竜胆/リンドウ科リンドウ属)

フデリンドウは草丈が5cm程度しかないので
下草や灌木が繁茂すると花を咲かせることができません。
なので定期的に下刈りされる手入れの良い里山がお気に入りです。
またフデリンドウは花後に種がこぼれ枯れていまい
こぼれた種が秋に発芽し翌年のに花を咲かせる越年草です。
なので咲いている花を持ち帰ってもその株は枯れてしまうので
花は自生地で楽しみましょう。


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2020.05.29     カテゴリー :   山野草

タニギキョウ(谷桔梗/キキョウ科タニギキョウ属)

タニギキョウ(谷桔梗/キキョウ科タニギキョウ属)


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↑ タニギキョウ(谷桔梗/キキョウ科タニギキョウ属)

隣り町の川沿いの土手でタニギキョウ(谷桔梗/キキョウ科タニギキョウ属)が
今年も見頃を迎えました。
と、言いたいところでしたが
昨年10月の台風19号で川が氾濫し
一番群生したポイントが土砂ごとかなり流され
そこには今年はは咲いていませんでした。


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↑ タニギキョウ(谷桔梗/キキョウ科タニギキョウ属)(2019/5 撮影)

これは一番群生していたポイントを昨年撮影したものです。
タニギキョウは湿り気の半日陰を好むのに
ここは好条件とは思えない一日中燦燦と日が当たる土手。
タニギキョウはある程度群生はしますが
これほど密にを咲かせるのはとても貴重でした。


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↑ タニギキョウ(谷桔梗/キキョウ科タニギキョウ属)

タニギキョウは全国のやや湿った林下や谷間に自生し
細い地下茎が枝分かれし、その先端は立ち上がって茎となり
草丈は5cmほど、の大きさはわずか8mmの
日本で草丈も含めて最も小さな小さなキキョウです。
の大きさならヒナキキョウも最小部類)


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↑ タニギキョウ(谷桔梗/キキョウ科タニギキョウ属)
色はぱっと見は純白に見えますが、
ようく見るとによっては花弁にわずかに薄紫の筋がはいります。
一つ一つは小さく控えめな花ですが群生すると見栄えがしてとても美しいです。


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↑ タニギキョウ(谷桔梗/キキョウ科タニギキョウ属)

野生のキキョウの仲間の花色は青紫や青、紫などですが
タニギキョウの紫色の筋は私もキキョウの仲間よと
小さく主張しているかのようです。



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2020.05.28     カテゴリー :   山野草

ヤマナシ(山梨/バラ科ナシ属) & フデリンドウ(筆竜胆/リンドウ科リンドウ属)

ヤマナシ(山梨/バラ科ナシ属) & フデリンドウ(筆竜胆/リンドウ科リンドウ属)


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↑ ヤマナシ(山梨/バラ科ナシ属)

里山でヤマナシが青空に映えキレイでした。
本州、四国、九州、朝鮮半島南部、中国に分布し
日本のものは、古い時代に中国から渡来したものが野生化したという説もありますが、
今の時代DNAを解析すれば分かるような気もするが、
人為的なものなのか、野鳥などが種として運んだのかと、渡来した時期までは無理なのかも。


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↑ ヤマナシ(山梨/バラ科ナシ属)

樹高は15mにもなり、品種改良された現代の梨の木からは想像もつかない樹形です。
もっとも栽培梨は管理しやすいよに棚状に剪定していますが、
そのまま育ててれば野生種と同じような樹形になるのかも。
ヤマナシの果実は園芸種の赤梨(長十郎など)をとても小さくしたような形ですが、
堅くてジャリジャリしとても食べられるような実ではありません。
の一つ一つは果樹の梨とほぼ同じです。


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↑ フデリンドウ(筆竜胆/リンドウ科リンドウ属)

山梨咲く林床ではフデリンドウも盛りです。
リンドウと言うと秋のイメージですがフデリンドウの他にも
ハルリンドウやタテヤマリンドウ、コケリンドウなど
に咲くリンドウもけっこうあります。
でもなぜかに咲くリンドウはみな小型で草丈は4cm~10cm程度です。


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↑ フデリンドウ(筆竜胆/リンドウ科リンドウ属)

フデリンドウの色は基本的にはみなライトブルーですが
稀にネズ色がかった薄紫色もあります。


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↑ フデリンドウ(筆竜胆/リンドウ科リンドウ属)

フデリンドウは越年草でこのが種をつけ
こぼれ発芽し越冬し良くにまたを咲かせます。
キレイだからといって持ち帰り植えたとしても
この株からを咲かせることはありません。



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2020.05.27     カテゴリー :   花木

春色の花曼荼羅~山森沢・桃源の里 ③

色の曼荼羅~山森沢・桃源の里 ③


山森沢・桃源の里の一番の見頃には1週間ほど遅い訪問で残念でしたが
部分的には見頃のもあり、ピンポイント撮影でその魅力はなんとか
お伝えできたかと思います。

水芭蕉園辺りでは昨年から蛍の放流も始めたとか。
幻想的な蛍の饗宴が見られるよになったら夜も一度は訪れてみたいと思います。
でも街灯なんて無さそうだから足元が暗すぎて怖そう(^^;)。





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2020.05.26     カテゴリー :   花木

春色の花曼荼羅~山森沢・桃源の里 ②

色の曼荼羅~山森沢・桃源の里 ②


現地の案内板によれば
土地の寄進者は深谷秀明氏
1町6反(4800坪、15840㎡)
深谷秀明氏他4名が初期支援者。
工事開始がH・21年(2009)5月
終了がH・23年(2011)11月

工事終了から9年弱でこれほどの桃源郷に育て上げたのは
素晴らしいことですね。
おそらく初期支援者の他、地元の多くのボランティアが協力したのでしょう。




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2020.05.25     カテゴリー :   花木

春色の花曼荼羅~山森沢・桃源の里 ①

色の曼荼羅~山森沢・桃源の里 ①


4/28、今年も昨年に引き続き福島県石川町にある桃源の里・山森沢に行ってきました。

福島県石川町沢井字山森沢地区にある『桃源の里公園・山森沢』
主役の桃の見頃はソメイヨシノが散り始めた頃ですが
その時期は前回紹介した白河天狗山のニリンソウも見頃なので
今年は天狗山にを持たせました。

さて、翌週はどこにを見に行こうかなと思案しましたが
当時は新型コロナウィルス感染症の緊急事態宣言中なので
人気スポットは観覧中止の所も多く
人出が少ない所ってことで結局『桃源の里・山森沢』にしました。
見頃は過ぎたであろうと思われましたが我が家から車で20分の近さは魅力です。

『桃源の里・山森沢』は、約2ヘクタールの里山に80種類以上の木が植えられ、
季節ごとに様々なが咲き誇こり石川町の花見山とも呼ばれ無料で観賞できます。
ここは山森沢桃源の里つくり実行委員会の地元有志が中心となり、
山林を有効活用し「癒やしと安らぎの場」をつくろうと約10年にわたり手入れを続けています。
今年は福島市の本家『花見山』が観覧中止になったので
昨年より訪れる人が少しは増えたかな?と思いましたが
結局滞在中ずっと貸し切りでした(^^ゞ。


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↑ 桃源の里・山森沢ルートマップ(※Google Mapに加筆)

桃源の里・山森沢は石川町「いしかわ清苑」(火葬場)の西側にあります。
火葬場隣りに案内板と無料駐車場(15台くらい)がありますが
公園の中心部は急坂を登った山頂部にあり坂を登るのは大変なので
平日なら山頂まで車で行ったほうが賢明です。
山頂にも車数台は停められます。


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↑ 石川町沢井 山森沢・桃源の里現地案内板

石川町の花見山と言われるのが目標のようで
まさに福島市の花見山の縮小版のようです。
もちろん『桃源の里・山森沢』も無料で観賞できますし、
駐車場も無料です。
無料休憩所に募金箱がありますが
積極的にお願いしている感じはしません。
山頂部に簡易トイレがあります。


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↑ 色の花曼荼羅~山森沢・桃源の里

あまり期待はしていませんでしたが
やはりハナモモの見頃には遅かったようです。
まだまだ見頃の花もありますが
山森沢・桃源の里の主役であるハナモモの見頃が過ぎると
山全体の色彩がぱっとしません。
我が家から車で20分ほどだし、予想はしていたし、
せっかく来たのに・・・ほどの落ち込みはありません。
それこそせっかく来たのだから一回りしてみました。


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↑ 色の花曼荼羅~山森沢・桃源の里

園内を周回するにはかなりのアップダウンがあるので
ご高齢の方や身体の不自由な方には厳しいと思いますが
見晴らし台からこの写真のように俯瞰することができます。
新規開園してまだ9年と歴史が浅いだけに花木はまだ成長過程って感じですが
あと10年もすればもっと素晴らしい桃源郷になることでしょう。


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↑ 極彩色の花曼荼羅~山森沢・桃源の里 (2019/4/23撮影)

今回初めて山森沢・桃源の里 の写真をご覧になられた方が
上記の写真を見て、な~んだこんなものかと思われても困るので
参考までに昨年の写真(下)を2点ご覧下さい。
明らかに昨年の山森沢・桃源の里 と
今年の山森沢・桃源の里の色彩が違います。
昨年は4/23、今年は4/28と数字上は5日の違いですが
花の見頃は年によってかなり違うので日にちだけでは参考になりません。


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↑ 極彩色の花曼荼羅~山森沢・桃源の里 (2019/4/23撮影)

なので私が参考にしているのは我が家近くのソメイヨシノが盛んに散り始めた頃が
山森沢・桃源の里 のハナモモの見頃です。
それから計算すると昨年より1週間遅い訪問でした。
ま、今年はその見頃の時に白河の天狗山にニリンソウの群落を
見に行っていたので仕方ないです。


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↑ 色の花曼荼羅~山森沢・桃源の里

さて、ここからまた2020年4/28に撮影した山森沢・桃源の里です。

ハナモモの見頃が過ぎてしまったのどうしようもありませんが、
このまま「ばえない(映えない)」写真では納得できないので
少しでも「ばえる」ようになるにはどうしたらいいのか思案しました。

そうだ!
無理に全景を撮らないで、見頃の花木をピンポイントで撮ればいいじゃない?
さらに鮮やかな色になるよう透過光を上手く利用すればいいかも。
「透過光」はおおまかに言えば太陽の光を逆光気味で撮影し
花ビラや葉っぱに透明感を出すスキルです。


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↑ 色の花曼荼羅~山森沢・桃源の里

で、透過光を利用して撮影したのがこれらの写真です。
太陽は右奥から射しこんでいます。
透過光を上手く利用すると透明感ある色彩になりますが
一歩間違うとハレーションを起こしやすく
白飛びしたような写真になりやすいので注意が必要です。



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2020.05.24     カテゴリー :   山野草

花咲き乱れる白河・天狗山 ⑦

花咲き乱れる白河・天狗山 ⑦

花咲き乱れる白河・天狗山の最終回です。


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↑ 花咲き乱れる白河・天狗山

こういった野々花の美しい花園を見ていると
映画『みじかくも美しく燃え』の1シーンを思い出します。
古い映画なので映画館ではなくたぶんTVで観たような気がします。


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↑ 花咲き乱れる白河・天狗山

妻子を持つ伯爵と、サーカスの綱渡り少女の禁断の愛で、
最後は美しい野の花咲く花園で短銃心中してい甘く切なく悲しい物語だったと思いますが。
その美しい花園の背景シーンに流れていたのは
モーツァルトのピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K. 467でした。
クラシック音楽と映画がこれほど美しく共鳴する映画は初めて観たので
とても感動したのを覚えています。


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↑ 花咲き乱れる白河・天狗山 イタヤカエデの花

出会いの沢ではイタヤカエデの花も花盛りでした。
一見、萌黄色の新緑に見えるので気付く人は少ないかも。

イタヤカエデ(板屋楓/カエデ科カエデ属イタヤカエデ変種)の仲間は
全国に分布しますが亜種が多く見分けるのが難しいです。

カエデの仲間の中でもっとも大樹になり
大きい木は20mにも生長します。
またカエデの花の中では珍しく花色が淡黄色で
樹いっぱいに花を咲かせるので咲いていればけっこう目立ち華やかです。


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↑ 花咲き乱れる白河・天狗山 リュウキンカ

花畑コースの駐車場を出てまもなく
小川沿いではリュウキンカ((立金花/キンポウゲ科リュウキンカ属)も
花盛りでした。
昨年の台風19号でこの辺りの河川の多くが被害を受けましたが
天狗山の坂下川もあちこちで被害が出ました。
おそらくこのリュウキンカも大水に巻き込まれたと思いますが
よく踏ん張り花を咲かせたものです。
リュウキンカ((立金花/キンポウゲ科リュウキンカ属)は本州~九州の
山あいの湿地や沼地、小川沿いなどに自生し、冷涼な気候を好みます。
光沢のある黄色い花はまさに金のごとく華やかで山野草の中でも一際存在感のある花です。
ハナビラに見えるのは萼片(がくへん)で、これはキンポウゲ科の花の特徴です。



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2020.05.23     カテゴリー :   山野草

花咲き乱れる白河・天狗山 ⑥

咲き乱れる白河・天狗山 ⑥


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↑ 咲き乱れる白河・天狗山 出会いの沢

畑コースを1周して再び出会いの沢に戻ってきました。
本来は1周すれば出会いの沢に行かないで駐車場に戻れますが
最初に訪れた出会いの沢には先客カメラマンが一人いて
三脚撮影していました。
一般見学者なら1か所で写真を撮ればすぐに次のポイントに移動しますが、
三脚撮影の人は1か所でじっくり撮る人が多く時間がかかるので
邪魔にならないようこちらが気を使ったり逆に
先方が邪魔だったりします。
なので最初はぱっと撮って移動したので撮り直しです。


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↑ 咲き乱れる白河・天狗山ニリンソウ&カタクリ

今度は私以外誰もいないので
好きなポイントから好きなだけ時間をかけて撮りましたが
最初にぱっと撮ったときとあまり代り映えしませんね(^^;)。


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↑ 咲き乱れる白河・天狗山ニリンソウ&カタクリ

私は基本的に滝や渓流の撮影以外は三脚は使わないので
1か所で時間をかけることはありませんが
『下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる』方針で
数多く撮るため帰宅後の取捨選択が大変です(^^;)。


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↑ 咲き乱れる白河・天狗山ニリンソウ&カタクリ

しかし取捨選択が中々進みません。
要するに『どんぐりの背比べ』
抜きんでていい写真があれば悩まないんでしょうが
『この1点』を中々絞り込めない優柔不断な性格です(--〆)。


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2020.05.22     カテゴリー :   山野草

花咲き乱れる白河・天狗山 ⑤

咲き乱れる白河・天狗山 ⑤


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↑ 咲き乱れる白河・天狗山 カタクリ

出会いの沢から夢の沢に到る途中にある展望台『出会いの鐘』周辺は
カタクリの群生が何か所もあります。
一番の見頃は過ぎていましたがまだなんとか間に合った感じです。

カタクリ(片栗/ユリ科カタクリ属)

カタクリは北海道~九州の主に落葉樹林下に自生し、日本ではピンク色と雑種の白だけですが、
世界では約25種あるそうです。
山あいの観光園で北米産の黄色いカタクリを植えているを見ますが
街中の花壇や公園ならともかく自然を謳う野草園なら海外の山野草
日本の在来種と一緒に植えないで欲しいものです。


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↑ 花咲き乱れる白河・天狗山~カタクリ

カタクリの実(種)には蟻を誘引する物質エライオソーム(オレイン酸などの脂肪酸や
グルタミン酸などのアミノ酸、ショ糖などの糖)を含んだ付属体があり、
蟻はエライオーソム付きの種をせっせと巣に運び、
エライソーソムだけを食べ実際の種は巣の中のゴミ捨て場に捨てたり
巣の外に放り出します。
その種が条件の良い場所だと発芽する仕組みです。


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↑ 花咲き乱れる白河・天狗山~カタクリ

つまり種は発芽能力を失うことなく、花が咲いていた場所より
遠くに運ばれることになります。
蟻にとっても、栄養あるエライオソームを獲得できるので、
双方が利益を得ることになり、蟻とカタクリは双利共生の関係にあリ
このような手段で、種を遠くに散布する植物をアリ散布植物と呼びます。
 日本におけるアリ散布植物としては、スミレ属、イチリンソウ属、
フクジュソウ属、ミスミソウ属、キケマン属、クサノオウ属、
エンレイソウ属、カタクリ属などに200種類くらいはあると言われています
 

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↑ 花咲き乱れる白河・天狗山~カタクリ

ようするに下刈りなどして環境さえ整えてあげれば
蟻が種を運んでくれ勝手に増殖していくわけです。
でもその発芽しやすい環境がなければ広大な群生地にはなりません。
おそらくこの天狗山はカタクリやヤマブキソウにとって生育&増殖しやすい
環境ってことです。


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↑ 花咲き乱れる白河・天狗山 ニッコウネコノメソウ

沢沿いでニッコウネコノメソウ(日光猫目草/ユキノシタ科ネコノメソウ属)が
咲いていました。
本州東北南部~四国に分布。イワボタンの変種。
主に太平洋側の山地や沢沿いに生える多年草。
名前の由来は日光国立公園の塩原で発見された事からで
日光に限らず広範囲に分布します。


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↑ 花咲き乱れる白河・天狗山 ヒゲネワチガイソウ

思いがけずヒゲネワチガイソウを見つけました。
ヒゲネワチガイソウ(髭根輪違草/ナデシコ科ワチガイソウ属)は中部地方~福島県の山中に分布します。
よく似た花にナンブワチガイソウがありますが、ナンブワチガイソウは草丈が20cm超で葉は対性、
ハナビラの先端は桜のように窪みます。


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↑ 花咲き乱れる白河・天狗山 ヒゲネワチガイソウ&カタクリ

ヒゲネワチガイソウの草丈は10cm~15cmくらい、花径は1cmほど。
ハナビラは5~7枚、オシベの葯は開花時は紅色ですが
花粉の噴出後は地味なオシベになってしまいます。
多くは単独でパラパラと自生していますが、
久慈川源流域などでは10株くらいかたまっているのもあります。


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↑ 花咲き乱れる白河・天狗山 ヒゲネワチガイソウ

名前の由来は近似種のワチガイソウの根より髭根が多いからだそうで
そもそも、そのワチガイとは、
名前が分からないこの草を整理上、「輪違い」という印を付けて置いておいたところ
いつの間にかその印が名前になったのだとか(ーー);。




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Author:tgryu
福島県をメインに四季折々の自然をご紹介します。(ryu)



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