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2023.04.02   カテゴリ:《 ダム湖 》
  ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡 ⑤
2023.04.01   カテゴリ:《 ダム湖 》
  ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡 ④
2023.03.31   カテゴリ:《 ダム湖 》
  ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡 ③
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2023.04.02  
◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡 ⑤

2023.04.02     カテゴリー :   ダム湖

◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡 ⑤

錦秋のラビリンス~滑川砂防ダム水鏡


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダム水鏡

滑川砂防ダム紅葉がフォトジェニックは色彩は元より
水面に迫り出した木々の造形美も影響していると思います。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダム水鏡

ダム湖右岸には湖に大きき迫り出した木々が多いのが特徴ですが、
植物は光を求めて成長するので西側(右岸)の木は
東から南に向かって伸びていくので
当然、だんだん湖の方向に枝向きになります。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダム水鏡

水面に大きく迫り出し、すでに落葉している木は
クマシデだと思います。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダム水鏡

◎クマシデ(熊四手、熊垂/カバノキ科クマシデ属)

本州・四国・九州の日当たりのよい山地に自生する落葉高木で、
樹高は10~15mほどになる。 花期は4~5月ごろで雌雄異花。
小苞(しょうほう)が重なり合った花穂の形が独特である。
10-11月に長さ4~5cmの果実を付けます。
木材は堅いため、家具材・建築材・農具の柄などに用いられる。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡

クマシデの紅葉は茶色ががった黄色で、
正直美しい紅葉とは言い難いので
中途半端に葉が付いているより
いっそこのように早く落葉した方が
美しい枝ぶりが際立ちます。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡

以前、この湖に大きく迫り出したクマシデの枝は
水面ギリギリで水面には接触していませんでしたが
自身の重みに耐えられなくなったのか一部の枝は
水に漬かるようになりました。


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↑ ☆緑滴る青葉若葉の滑川砂防ダム (※2018/7/8 撮影)

夏場の水鏡は色彩的にやや地味ですが
緑の魔境のようで神秘的でもあります。


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↑ ☆雪降り埋む滑川砂防ダム  (※2017/12/12 撮影)

この時は雪景色&無凍結&水鏡のコラボがほぼ完ぺきでしたが
これ以降これほど完璧な雪景色の水鏡には出会えていません。



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2023.04.01     カテゴリー :   ダム湖

◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡 ④

錦秋のラビリンス~滑川砂防ダム水鏡


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダム水鏡

滑川砂防ダムには主要河川の金喰川と小さな沢が2つ流れ込んでいて
その一つがこの写真左手の砂利が堆積した場所です。
以前の沢は直接ダム湖に流れ込んでいましたが
近年は砂利がかなり堆積し水量の少ない場合
沢の水は砂利の下を流れてダム湖に注いでいます(枯れ沢状態)。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダム水鏡

ダム湖の北西右岸に下りてきました。
この辺りにも水没樹があり
波静かなときは水鏡が美しいポイントの一つです。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダム水鏡

今回の旅行記のタイトル『錦秋のラビリンス』は
この辺りのカラフルな水鏡のインメージから付けました。
私は当然映り込んでいるものが何か分かりますが
初めて見る人は何を撮影したのか分かり難いと思うので
『迷宮』とした訳です。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡

【ラビリンス(Labyrinth)】
ギリシャ神話で、ミノス王がミノタウロスを閉じ込めるために
工匠ダイダロスに命じてつくった迷宮。ラビュリントスとも。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡

ダム湖の北西右岸からダム湖を見下ろすように南に藪漕ぎします。
藪漕ぎといってもこの辺りは樹木の下なので
濃い薮ではないので歩くのはそう難儀ではありません。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡

紅葉と言うよりは黄葉に近い色合いですが
ダム湖に映り込み水面が萌黄色に見え美しいです。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡

滑川砂防ダムの標高は500mほどあり、
山々全般は既に紅葉後半ですが
ダム湖右岸にはまだ青々としたモミジもありました。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡

緑の中に点々と赤混じりのモミジが印象的です。
モミジの種類はヤマモミジだと思いますが
色合いは個体により様々です。


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2023.03.31     カテゴリー :   ダム湖

◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡 ③

錦秋のラビリンス~滑川砂防ダム水鏡


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダム水鏡

左岸には紅葉が鮮やかなシラキが水面に迫り出しています。
シラキ(白木/トウダイグサ科シラキ属)は岩手以南に分布する
落葉小高木。
和名は材が白いことに由来し、シロキとも呼ばれます。
山地の渓流沿いなどに多く自生します。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダム水鏡

堰堤正面最奥が滑川砂防ダムに注ぎ込む主要河川の
金喰川(かなはみがわ)の流入口です。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダム水鏡

流入口の水深は年々浅くなっています。
土砂が堆積しやすいのは砂防ダムの役目からすれば当然ですが
特に2019年10月の台風19号の豪雨で
相当量の土石が流れ込み堆積物がより多くなりました。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダム水鏡

ダム湖右岸の木々は水面に大きく迫り出し一部の枝は
水没ギリギリまで垂れ下がっています。
水面スレスレに迫り出しているのはヤシャブシやクマシデ。
背後の迫り出したモミジが彩りを演出しています。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡

滑川砂防ダム湖は堰堤以外に周回する道は全く無いので
周回する場合は矢印のように藪漕ぎしなから進みます。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡

上記の護岸壁のある砂防ダム右岸から望んだ堰堤です。
ふつう風景写真では美しい部分だけを切り取り
人工構造物などはあまり撮影しませんが
今回はどのような撮影現場なのかお見せします。
堰堤を見てお分かりのように他人を撮り込まないのではなく
撮ろうと思っても誰もいません(^-^;。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡

堰堤から右岸護岸壁上のガサ薮を藪漕ぎしながら進みます。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡

右岸護岸壁上を藪漕ぎしながら一旦山側に登ってから
湖面側に下っていきます。
湖面に下る斜面上からダム湖を見下ろした構図です。


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↑ ☆雪降り埋む滑川砂防ダム  (※2017/12/12 撮影)

12月頃の積雪は湖面がまだ全面凍結しないので
モノトーンのコントラストが際立ちまるで水墨画のようです。


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2023.03.30     カテゴリー :   ダム湖

◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡 ②

錦秋のラビリンス~滑川砂防ダム水鏡


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダム水鏡

この日、紅葉はほぼMaxですが一番重要視しているのは
風の状態です。
風があり波が立つと水鏡にならないので
いくら紅葉がMaxでもベストな条件とは言えません。
理想は紅葉Max,晴天青空、無風ベタ凪の時です。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダム水鏡

滑川砂防ダム金喰川(かねはみがわ)の渓谷に作られたダムなので
いつも山(上流側)から谷(下流側)に向けて風が吹き抜けるので
風が凪いで水鏡になるのはとても貴重な時間です。

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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダム水鏡

ダム湖周囲は真っ赤なモミジが多いわけでは無いので
美しい水鏡の映り込みが無いと
ごく普通の紅葉景色になってしまいます。
滑川砂防ダム紅葉を撮影するなら水鏡が絶対条件です。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡

滑川砂防ダムの水鏡がキレイな理由の一つには
水の透明度があります。
ダム湖より上流の金喰川沿いには民家農家はおろか田畑も無いので
水は限りなく透明です。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡

滑川砂防ダムの紅葉は毎年撮影に訪れていますが
今年は昨年の秋と大きな違いがあります。
ぱっと見では気づきにくいかも知れませんが
ダム湖左岸の杉林の9割が伐採されてしまったのです。
ダム湖の際の木々は残されているので
堰堤から見る分には大差ありませんが
昨年の写真(下)と見比べると
今年の白丸部分の杉が無いのが分かります。


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↑ ☆錦秋の万華鏡~滑川砂防ダム紅葉の水鏡 (※2021/11/06 撮影)

今年の晩春に訪れた時、伐採作業が大々的に行われていたので
秋の景色も相当影響が出るだろうなと危惧しましたが
堰堤から見る分には激変まではいかなかったので胸をなでおろしました(^-^;。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡

左岸水面に迫り出している紅葉樹は
トウダイグサ科のシラキかなと思います。
カエデやモミジなら形状からすぐ分かりますが
楔形の葉は種類が多すぎて全然分かりません(^-^;。


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↑ ◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡

ダム湖右岸の木々は水面に大きく迫り出し一部の枝は
水没ギリギリまで垂れ下がっています。


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2023.03.29     カテゴリー :   ダム湖

◆錦秋のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡 ①

◆錦のラビリンス~滑川砂防ダム水鏡


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↑ ☆今年も旧・岩瀬村(現・須賀川市)の滑川砂防ダム紅葉水鏡を見に行って来ました。
前の旅行記でご覧いただいたように一度下見で訪れ、この日が満を持しての本番です。
通常、片道1時間以上かかる場所の撮影は天気予報は確認するものの、開花具合とか
紅葉具合などはぶっつけ本番なのでどうしても当たりハズレが出てしまいます。
でも近場なら下見ができるので当然ながら本番は当たりの確率が断然高くなります。
滑川砂防ダムは我が家から車で20分ちょっと、
それでいていつ行っても独り占めできる紅葉の穴場です。
紅葉がキレイな場所なら他にもたくさんありますが、滑川砂防ダムの最大の魅力は
なんと言っても美しい水鏡紅葉です。
紅葉なら1週間ほど見頃がありますが、水鏡は必ず見られる保証はありません。
紅葉の見頃と水鏡のベストコラボはさらにハードルが高くなり
運が悪い年は見られない年もありますが、今年は運良く当たり年になりました。
これも日頃の行いが良いからだと自画自賛しています(^^ゞ。
ま、条件の当たり年と写真の出来栄えは比例するものではありませんが、
心と目が満たされれば十分満足です(^^♪。


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↑ ◆須賀川市(旧・岩瀬村)滑川砂防ダム ルートマップ。


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↑ ◆滑川砂防ダム 拡大マップ。

※Google Earthに加筆。
https://www.google.com/maps/@37.3399074,140.1936892,578m/data=!3m1!1e3

『滑川砂防ダム』は県道67号(中野・須賀川線),
旧・会津湖南七峠の一つ、諏訪峠(779m)の登り口にあります。
地元の人にもあまり知られていない、紅葉の隠れ名所です。
透明度の高いダム湖と色取り取りの紅葉樹、岸辺には水没林と
見事なコラボレーションを見せてくれるのですが、
なぜかこの美しさがあまり認知されていません。
駐車場(10台くらい)もあるしアクセスも超楽チンの穴場です。

※県道67号(中野・須賀川線)は冬季は全線通行止めになります。
ただ須賀川市方面からは積雪が多くなければ滑川砂防ダムまでは
行くことができます。


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↑ ◆錦のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡

滑川砂防ダムの堰堤です。
長さは164m、高さは19m。
1983年(昭和58年)3月竣工
撮影は基本的にはこの堰堤の上からで
ダム湖を周回する道はありません。
私の場合は藪漕ぎしながら道なき薮を1周して撮影しています。

滑川砂防ダムは一般的な呼び方ですが
砂防法上は砂防堰堤といいます。
ダムは貯水を目的とした高さ15m以上のダムで
河川法で管理されているのだそうです。
ただ昭和39年以前の旧河川法では高さ15m以下でももダムと呼ぶそうです。


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↑ ◆錦のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡

堰堤上から望んだ須賀川市の最高峰、八幡岳(1102m)山頂方面
滑川砂防ダムからは直接山頂はギリ見えてきません。


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↑ ◆錦のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡

滑川砂防ダムからは八幡岳(1102m)山頂は見えませんが
県道67号(中野・須賀川線)の滑川砂防ダム少し手前からは
なだらかな山容と山頂が良く見渡せます。


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↑ ◆錦のラビリンス~滑川砂防ダムの水鏡

山頂に近くなるほどブナ系の樹木が多く紅葉的には地味です。


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↑ ◆夕映の奥羽山脈と鏡田 (※2020/5/25 撮影)

当町郊外の鏡田越しに望む奥羽山脈。
奥羽山脈は東北を縦に貫く大山脈。
もちろん福島県でも北は福島市から南は西郷村まで連なっています。
その中でもこの辺りの山々の標高が一番低い地点です。


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↑ 夕映えの奥羽山脈 ※2020/5/25 撮影)

上記写真、滑川砂防ダム堰堤上から見上げた八幡岳はなだらかですが
遠望すれば1000m級らしい山容をしています。


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2023.03.28     カテゴリー :   山野草

『聖ヶ岩ふるさとの森』周辺で見られる山野草

聖ヶ岩ふるさとの森』周辺で見られる山野草


今回紹介する花は『聖ヶ岩ふるさとの森』周辺で
春から秋にかけて咲く山野草
同じ場所で同じ時期に見られるわけではありません。
撮影ポイントも時期も様々です。


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↑ ◎アケボノソウ(曙草/リンドウ科センブリ属)

アケボノソウは北海道~九州に分布する2年草で
山あいの湿地や沢のほとりなどの湿った場所に自生します。
1年目は根生葉だけのロゼット(注)で生育し
2年目に地上茎を出して花を咲かせ、晩秋には枯れてしまいます。
キレイだからといって採ったり切ったりすると種ができなくなり
翌々年からはその場所で花が見られなく恐れがあるので
必ず自生地で愛でましょう。


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↑ ◎エゾアジサイ(蝦夷紫陽花/アジサイ科アジサイ属)

エゾアジサイは主に北海道~本州の
日本海側(京都以北)に分布し湿気のある山の斜面や沢沿いに生えます。
福島県では会津地方など日本海水系の地域はもとより
分水嶺を越えた太平洋水系の山にも自生しています。
しかし何故か県中央を流れる阿武隈川を境に
阿武隈山系~太平洋側ではまだ見たことがありません。


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↑ ◎オクトリカブト(奥鳥兜/キンポウゲ科トリカブト属)

オクトリカブトは山奥の渓流沿いや林内、沢筋など湿ったところに自生
し草丈は0.6m~2m、林縁や斜面では斜上し、
草原では直立し葉は5~7裂しますが他のトリカブトのように細長く切れ込まず
葉っぱ全体にやや丸みがあるのが特徴です。
ヤマトリカブトと自生地がかぶり、
葉が微妙に違うだけで花は殆ど同じなので
見極めはとても難しいので区分けする必要がないかも(^^);。


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↑ ◎カメバヒキオコシ(亀葉引起/シソ科ヤマハッカ属)

カメバヒキオコシは東北地方南部から関東、中部地方北部に分布する
多年草で、全草がヒキオコシ(引起/シソ科ヤマハッカ属)に似て
葉っぱの先が細くくびれて、
それが亀の尾に見えることから亀葉の名がつきました。
花の大きさは7mmほど。
花色はブルーですが萼が紫色で花が散っても紫色の萼が残るので
美しい期間が長い花です。


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↑ ◎センダイトウヒレン(仙台塔飛廉/キク科トウヒレン属)

センダイトウヒレンは関東、東北に分布し
草丈50~80cmほど、茎には中間から下部に狭い翼があります。
日本にこの種は25もありヒレアザミの仲間です。
飛廉とは、中国の想像上の鳥の名だそうで、
ヒレアザミの仲間の一部をトウヒレンと呼びます。

飛廉(ヒレン)は想像上の鳥ですが塔(トウ)は関東以南に分布する
草丈が高いセイタカトウヒレンの花序を塔に見たてたものだそうです。
塔と飛廉・・・・
う~ん、どちらにしても少々強引な命名かな・・・・(^^);。
で、センダイトウヒレンのセンダイはもちろん宮城県の仙台のことで、
仙台で発見されたと言うより分布地の基準地とのことだそうです。


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↑ ◎タマアジサイ(玉紫陽花/アジサイ科アジサイ属)

タマアジサイの自生地は主に福島~岐阜県と四国・九州の一部に限られて、
山あいの川筋など湿度の高い所に自生しアジサイ科の中では唯一、
蕾が玉状なので自生していれば開花前にタマアジサイだとすぐ分かります。
この周辺のタマアジサイはほぼ北限の群生地でとても貴重なんですが、
山あいに行けば良く見られるアジサイなので地元の殆どの人は
その貴重さを知らないようです。


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↑ ◎レンゲショウマ(蓮華升麻/キンポウゲ科レンゲショウマ属)

レンゲショウマは日本の固有種で
主に奈良県~福島県の太平洋側の深山落葉樹林下に自生します。
以前は福島県が北限とする資料が多かったのですが岩手や宮城でも
稀に自生しているそうです。
元々分布域が狭く数も少ないレンゲショウマですが
ほんのり紫がかった気品ある美しい花が山野草愛好家に人気があり
盗掘されやすく、自生する都府県の多くが絶滅危惧種に指定している
貴重な花です。
福島県でも点々と自生地はありますが、
奥山の林道や登山道からは離れたような場所に人目を避けるかのように、
ひっつそり咲いています。

以前、聖ヶ岩ふるさとの森から権太倉山への登山道脇で見られましたが
盗掘されたのか近年は見られなくなりました。


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↑ ◎イワタバコ(岩煙草/イワタバコイワタバコ

主に福島県以西~九州の湿り気のある日陰の岩場に自生。
短い根茎からふつう1~2個の大きな葉をだす。
葉は長さ10~30cm、幅5~15cmの楕円状倒卵形で、やわらかく、
表面にしわが多い。
この大きな葉の形がタバコの葉に似ていることから
イワタバコと名付けられました。
葉腋から長さ10~20cmの花茎をのばし、
直径約1.5cmの紅紫色の合弁花を2~3個つけます。
ごく近い仲間に花茎や葉に産毛が多いケイワタバコ(毛岩煙草)もあります。


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↑ ◎オオバショウマ(大葉升麻/キンポウゲ科サラシナショウマ属)

オオバショウマは本州~九州の山地のやや湿った林内や沢筋など半日陰に自生し、
当地では標高400m~亜高山まで広範囲に見られます。
一株一株は渋い存在ですが、生育条件が良いと群生していて見事です。
オオバショウマの花に混じってる赤い花のようなものは
トチバニンジン(栃葉人参/ウコギ科トチバニンジン属)の実が落ちた
花序の残骸です。


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↑ クサボタン(草牡丹/キンポウゲ科センニンソウ属)

クサボタンは本州の山地の林縁や草原に自生し
当地では標高500mくらいから見ることができます。
名前は葉がボタン(牡丹)の葉に似るところによります。
が・・・・・・キンポウゲ科はボタンの葉に似ているものが多いし、
クサと言いながら草では無く半低木です。

クサボタンはボタンズルやセンニンソウ、カザグルマ、テッセン、
クレマチスなどと同じセンニンソウ属ですが、
他はみな蔓性ですがクサボタンだけは蔓になりません。
またクサボタンは雌雄別株で雌・雄株共に、雄しべ・雌しべがありますが
雌株の雄しべの葯は貧弱で、雄株の雌しべは外観からは見えなく
結実もしません。
遠目では雌株も雄株もほぼ同じなので、花を確認しないとどちかは分かりません。
私が今まで見たクサボタンの7,8割は雄株でした。


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↑ ◎オヤマボクチ(御山火口/キク科ヤマボクチ属)

オヤマボクチは北海道南部,中部地方以東の本州 と四国山地の草原などに
生える多年草で「火口(ほくち)」というのは昔の人が
火をつけるときに用いた綿毛のことだそうです。
かつては葉の裏側に密生する綿毛を乾燥させて「火口」に用いたという。
花は黒紫で一見かなり不気味な花ですが蕾の頃や咲き始めは
トゲトゲした総苞が個性的だし
花色も太陽に透かして見ると赤紫のシックな美しい花です。


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2023.03.27     カテゴリー :   

秋たけなわ~大信聖ヶ岩&大信不動滝 ④

たけなわ~大信聖ヶ岩大信不動滝


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↑ たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝 (下段の滝)

滝の水量が少ない時は下段の滝右岸を登って
中段&上段の滝まで登ることもできます。
滝の斜面には濡れ落ち葉がたくさんへばり付いていて
滑りやすいので注意が必要です。
ゴム底の長靴ではなくフェルトソールの胴長などがお薦めです。


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↑ たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝(中段の滝)

下段の滝斜面を滑らないよう注意しながら中段へ
登っていきます。
中段の滝は全体としては滑滝の形状です。


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↑ たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝(中段の滝)

中段の滝&上段の滝の右岸側から
大きな不動岩がほぼ垂直に聳えています。


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↑ たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝 (中段の滝&上段の滝)

滑滝のようなの中段の滝にあって
この辺りはいくらか滝らしい姿です。
今回は私以外に誰もいなかったので滝登りしましたが
観瀑台に他に観光客やカメラマンがいると
滝登りしていると邪魔(目障り)になるので
他に誰もいない事が滝登りのマナーだと思います。


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↑ たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝 (下段の滝落ち口)

中段から下段の滝落ち口を見下ろした構図です。
水量が多いときは危ないので絶対立てない位置です。


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↑ 秋たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝 (上段の滝)

こちらが上段の滝です。
落差は2.5mほど、滝幅は6mほど。
水量が少ないとき左岸は殆ど水が流れ落ちません。
ノダフジの蔓が上段の滝前に垂れ下がっていて
少しフォトジェニックです。


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↑ 秋たけなわ~『聖ヶ岩ふるさとの森』ビジターセンター

大信不動滝遊歩道から第2駐車場に戻り
ビジターセンター前までやってきました。

聖が岩ふるさとの森の管理棟は2015年に建て替えられ
『聖が岩ふるさとの森』ビジターセンターとして生まれ変わりました。
まるで欧州のロッジかと思わせるような洒落な建物です。
写真右手の岩山群が苔岩や虎雄ヶ岩で、
これらの岩々を聖ヶ岩と呼ばれています。
ビジターセンター前の隈戸川の対岸左手にあるのが不動岩です。


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↑ 秋たけなわ~『聖ヶ岩ふるさとの森』ビジターセンター

リゾートホテルのようなビジターセンターの川沿いのテラス。
ビジターセンターには研修施設やボルダリング場などがありますが
宿泊は森の中のバンガローやキャンプサイトを利用します。


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↑ 秋たけなわ大信聖ヶ岩:桝滝

聖ヶ岩ふるさとの森ビジターセンターの谷側谷底に桝滝があります。
ビジターセンター脇に谷底に下りる簡易階段が設置されています。
桝滝は落差2m、滝幅1.5mほどしかない小さな滝ですが
滝壺の深さは6m近くもあるそうです。
滝壺に緩やかに回転しながら浮かんでいる落ち葉を
超スローシャッターでグルグル回転している軌跡を
撮影してみました。


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↑ 梅雨の止み間の大信聖ヶ岩不動滝 遊歩道 (※2020/7/7 撮影)

水量が多い時は滝壺は攪拌された泡で真っ白になります。



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2023.03.26     カテゴリー :   

秋たけなわ~大信聖ヶ岩&大信不動滝 ③

たけなわ~大信聖ヶ岩&大信不動滝 ③


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↑ たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝 (下段の滝)

大信聖ヶ岩不動滝 は一般的には下段の滝(落差5m、滝幅30m)を指しますが
ご覧のように下段の滝の上にも中段と上段の滝が連なっています。
ただ観瀑台からは上記の写真のように、ほぼほぼ下段の滝しか見えません。
でも観瀑台山側に急斜面に登れば次第に
中段の滝や上段の滝が見えてきます。


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↑ たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝

観瀑台山側斜面を少し登ると中段の滝が見えてきます。
ただ観瀑台山側斜面は大きな岩がゴロゴロして足場が悪く
岩が転がる恐れもあるので十分注意が必要です。


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↑ 冬枯れの大信聖ヶ岩不動滝 (※2013/12/10 撮影)

落葉すると俄然見通しが良くなりますが
通常12月になると県道58号は冬期通行止めになるので
基本的には訪れることができませんが、
この年はまだ雪もなく通行規制が緩かったので訪れることができました。


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↑ たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝

赤系は少なく紅葉に派手さはありませんが
オレンジから黄色系のグラデーションが美しい黄葉です。
上段の滝を見るなら観瀑台の山側急斜面を登る必要がありますが
大岩がゴロゴロして女性や老人子供が登るのは
少し厳しいので、できれば私が撮影している高さくらいまで
階段と作り新たな観瀑台を設置すれば不動滝の魅力が
十二分に発揮できると思うのですが・・・


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↑ たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝

再び観瀑台レベルまで下りてきました。
大信聖ヶ岩不動滝 の名前の由来は
会津仏教の租である徳一大師の弟子に当たる
聖坊(ひじりぼう』が苔岩(聖岩)の裾で庵を開き
地域の安寧を願って修行したことによるとされています。


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↑ たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝

観瀑台から川原に下りてみました。
このくらいの水量なら長靴でも大丈夫です。
でもゴム底は滑りやすいので注意が必要です。


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↑ 梅雨の止み間の大信聖ヶ岩不動滝 :下段の滝 (※2020/7/7 撮影)

この時は物凄い水量&強いながれで
川岸に下り立つの精一杯でとても渡渉や
滝登りができる状態ではありません。


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↑ 秋たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝

アート作品のような巨木流木がありました。
下段の滝左岸側の水深は他より少し深いですが
滝壺と言うほどではありません。


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2023.03.25     カテゴリー :   

秋たけなわ~大信聖ヶ岩&大信不動滝 ②

たけなわ~大信聖ヶ岩大信不動滝


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↑ たけなわ~大信聖ヶ岩大信不動滝

大信聖ヶ岩不動滝観瀑台へ下りる階段です。


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↑ たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝 遊歩道階段からの眺め

階段途中から見下ろした大信聖ヶ岩不動滝 です。
初めて大信聖ヶ岩不動滝 を見た人は
道中の隈戸川の川幅や水量とは予想外の大きさに
たいてい驚かれます。


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↑ たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝 (下段の滝)

観瀑台レベルまで下りてきました。
隈戸川は滝が落下した地点から
ほぼ直角に曲がり流れ下ります。


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↑ たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝 (下段の滝)

どうですか!この大きさ。
水量が少ないので迫力には少し欠けますが
知名度が低い割には威風堂々とした立派な滝です。


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↑ 梅雨の止み間の大信聖ヶ岩不動滝 遊歩道 (※2020/7/7 撮影)

晩春から初にかけては農業用に羽鳥湖ダムからの放水があるので
迫力がありますが、この写真を撮影した時は
台風の影響があったせいで物凄い迫力&滝飛沫でした。


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↑ 青葉若葉の大信聖ヶ岩不動滝 (※2021/07/13 )

田植え時期は放水量が多くなり滝の水嵩はもっと多くなりますが
それ以外はこのくらいの水量が平均的だと思います。


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↑ 秋たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝 (下段の滝)

下段の滝が流れ落ちると隈戸川は直角に向きを変え
一旦南へ流れてから再び東に向きを変え
天栄村と矢吹町、鏡石町の境で釈迦堂川に合流します。


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↑ 秋たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝 (下段の滝)

真っ赤なモミジはありませんが
ナチュラルな雰囲気の黄葉も風情があり素敵です。


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2023.03.24     カテゴリー :   

秋たけなわ~大信聖ヶ岩&大信不動滝 ①

たけなわ~大信聖ヶ岩&大信不動滝 ①



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↑ たけなわ~大信聖ヶ岩&大信不動滝

天栄村羽鳥湖高原の錦の明神滝を見た後は
旧大信(たいしん)村の大信聖ヶ岩不動滝に行きました。
大信聖ヶ岩不動滝は日本の滝百選はおろか福島県民でも
知る人は余り多くない隠れ名瀑です。
一般的に大信聖ヶ岩不動滝はおおよそ落差5m、滝幅30mなどと
言われていますが、これは観瀑台から見た落差です。
滝幅30mの滝は下段の滝のことで、
その上には観瀑台からは見えない中段と上段の滝が連なり、
3段の合わせて落差20mほどあるかなり大きな滝です。

の水量は少なめですが春から初にかけては
羽鳥湖ダムから灌漑用に水が放出されるので
まるでミニ・ナイアガラの滝の如く豪快な滝が間近で見られます。
冬場は残念ながら積雪のため県道58矢吹天栄線が通行止めになるので
基本的には滝へは行けなくなりますが
新緑や紅葉の頃でも十分魅力のある滝です。


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↑ 大信聖ヶ岩不動滝 ルートマップ (※地理院地図に加筆)

天栄村の羽鳥湖高原から白河市旧大信村大信聖ヶ岩不動滝へは
国道118号線から県道58号矢吹天栄線に入り道なりに
峠をおおかた越えた右手に『聖ヶ岩ふるさとの森』があり
右折し左側の第2駐車場に駐車します。


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↑ 白河市(旧・大信村) 聖ヶ岩・不動滝ルートマップ。 (現地の案内地図)

不動滝見学の方は大きな第2駐車場を利用します(無料)
駐車場や遊歩道にトイレはないので
我慢できない方はビジターセンターのトイレをお借りしてください。


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↑ たけなわ~『聖ヶ岩ふるさとの森』ビジターセンター

県道58号矢吹天栄線から『聖ヶ岩ふるさとの森』ビジターセンターを
見下ろした構図です。


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↑ 秋たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝 遊歩道

第2駐車場最奥に大信聖ヶ岩不動滝入口の案内板があり
大信不動滝遊歩道を道なりに進みます。
駐車場から不動滝まで右崖下を隈戸川(くまどがわ)が流れています。
『聖ヶ岩ふるさとの森』内を流れ下る隈戸川は急流が続くので
砂利や砂などは殆どなく岩盤を流れ下ります。


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↑ 梅雨の止み間の大信聖ヶ岩不動滝 遊歩道 (※2020/7/7 撮影)

秋~翌春先までは水量の少ない隈戸川ですが
晩春から初秋は羽鳥湖ダムからの放流があるので
水量が多くなり、大雨や梅雨時はしばしば豪流になることも。


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↑ 秋たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝 遊歩道

谷底は陽当たりが悪いので紅葉はイマイチですが
谷上は陽当たりが良いのでいい具合に色付いています。
真っ赤なモミジは無いけれどナチュラルな感じの紅葉です。


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↑ 秋たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝 遊歩道

隈戸川は権太倉山(976m)や大間ヶ嶽(876m)などの山々を源流とし、
当町で釈迦堂川に合流します。
本来は太平洋水系の川ですが水源に乏しく不毛の丘陵地だった矢吹が原に
水を引くため山向こうの日本海水系・鶴沼川を堰き止め
羽鳥ダム(1956年竣工)を造り、山中を導水し、
あまり水量が豊富でなかった隈戸川に放水するようになりました。
隈戸川に放水され水量が増えた水は
隈戸川下流(矢吹町)の揚水場から羽鳥湖用水路を通して
矢吹が原一体に水が行き渡り、不毛の大地が豊かな農業地帯に変身できました。
(1964年全事業完了)。


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↑ 秋たけなわ~大信聖ヶ岩不動滝 遊歩道

大信聖ヶ岩不動滝、最上段の滝の落ち口が見えてきました。
不動滝はここから3段になって流れ落ちていきます。


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2023.03.23     カテゴリー :   

錦秋の羽鳥湖高原~明神滝

錦秋の羽鳥湖高原明神滝


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↑ 錦秋の羽鳥湖高原明神滝(谷底から)

明神滝は橋の下へ降りて、と同じ目線でも見ることができます。
駐車場と道路を挟んだ反対側の橋の欄干手前に獣道程度の踏み後があり、
辿ると橋の真下に行け、橋の真上から見下ろすとはまた違った
飛沫がかかるほど迫力満点の滝を見ることができます。


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↑ 錦秋の羽鳥湖高原明神滝(谷底から)

明神滝の名前の由来は滝の左岸頂上(見た目の右側)にある
直立した大きな一枚岩の傍らに
宗像三神の一つ田心姫命が祭られていて、その御神体は蛇体であるとされ、
日照りの時でもこの社に祈ると、必ず雨が降ると言い伝えられ、
いつしか明神滝と呼ばれるようになったそうです。
田心姫命が明神と言うより、
中世頃から神が本来の名前で呼ばれることは少なり、
神様の名前を省略し通称で「明神」や「権現」などと
大まかに言うそになったそうで、
天栄村の明神滝も神のご利益がある滝という意味で
『明神滝』と呼ばれたと思われます。


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↑ 花咲く明神滝(トウゴクミツバツツジ&ヤマツツジ)(※2019/05/14撮影)

明神滝は春から初秋まで様々な野の花が滝に色取りを添え
秋の紅葉、冬の景色と春夏秋冬見応えのある滝です。
春はピンクのトウゴクミツバツツジや朱色のヤマツツジが咲きます。

トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅/ツツジ科ツツジ属)は
関東の山地に多いことから東国ミツバツツジと呼ばれ
代表種のミツバツツジとは違い、おしべが10本あります。
主に5月中旬~6月上旬にかけて咲き
ミツバツツジよりも花期がやや遅く、
関東では標高の高い場所(概ね標高1000m以上)に見られますが
福島県では標高600m辺りから見られます。


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↑ 花咲く明神滝(タマアジサイ)(※2022/7/26 撮影)

タマアジサイ(玉紫陽花/アジサイ科アジサイ属)の自生地は
主に福島~岐阜県と四国・九州の一部に限られて、
山あいの川筋など湿度の高い所に自生しアジサイ科の中では唯一、
蕾が玉状なので自生していれば開花前にタマアジサイだとすぐ分かります。
この周辺のタマアジサイはほぼ北限の群生地でとても貴重なんですが、
山あいに行けば良く見られるアジサイなので地元の殆どの人は
その貴重さを知らないようです。


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↑ 花咲く明神滝(オタカラコウ)(※2022/08/25撮影)

オタカラコウ(雄宝香/キク科メタカラコウ属)は
主に福島県南部~九州に分布し、
深山の谷川や湿った斜面に自生します。
福島県より北でもわずかに自生するそうですが稀なようです。


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↑ 降り埋む明神滝 (※2017/2 /28 撮影)

明神滝のある天栄村は行政上は中通りに分類され
村役場のある東部の積は多くありませんが
明神滝は分水嶺(奥羽山脈)を越えた西側にあり
日本海気候なので積は多くなり、
明神滝辺りでは多い時は1mほど積もります。


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↑ 錦秋の羽鳥湖高原~明神滝(谷底右岸から)

今回は水量が少なかったので長靴でも渡渉できたと思いますが
私は滝や渓流の撮影には胴長(ウェーダー)を着用します。
水深20や30cmでも水没を気にする事なく渡渉できます。
できるなら靴底はフェルトソール+鋲付きが滑りにくので
お薦めです。


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↑ 錦秋の羽鳥湖高原~明神滝(橋下左岸から)

左岸には夏場はタマアジサイオタカラコウなどの
花々が咲くのでViewpointなのですが雑草も多く
そばに行くには藪漕ぎが必要です。
晩秋は殆どの雑草は枯れるので藪漕ぎは少し楽になります。
それでも、わざわざ藪漕ぎして滝の傍までいって撮影する物好きは
私くらいです(^^ゞ。


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↑ 錦秋の羽鳥湖高原~明神滝(橋下左岸から)

落ち口の真横まで寄ると物凄い水量に圧倒されます。
風向きにもよりますが滝飛沫は下流側に飛ぶことが多いので
直ぐ真横でもあんがい濡れません。


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2023.03.22     カテゴリー :   

錦秋の羽鳥湖高原~明神滝

羽鳥湖高原明神滝



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↑ 錦羽鳥湖高原明神滝

旧岩瀬村の滑川砂防ダムの紅葉の下見をした後は
羽鳥湖高原明神滝に向かいました。


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↑ 福島県天栄村羽鳥湖高原 ルートマップ(※Google mapに加筆)

明神滝へは羽鳥湖高原の国道118号線沿いの大平集落で
猪苗代湖方面に向う県道235号羽鳥・福良線( 馬入峠)に入ります。
道なりに2kmほど進むと明神滝の案内板があるので左折します(黒沢林道)。
道なりに1kmほど行くと橋があり、その橋の右下に明神滝が見えます。
橋手前の路側帯に車3台ぶんくらいの駐車スペースがあります。


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↑ 錦羽鳥湖高原~羽鳥湖展望台

国道118号線の分水嶺である鳳坂峠を下郷町方面に下ると
羽鳥湖を見下ろせる『羽鳥湖展望台』があり、
おそらくこれが見納めだと思い立ち寄って最後の1枚を撮りました。
見納め?
はい、冬期交通の難所である鳳坂峠越えを解消するために
2022/11/27に長年の念願だった鳳坂トンネル(2538m)が開通したため
この『羽鳥湖展望台』は見納めってわけです。
トンネル開通後も旧道が通れるのかどうかは分かりませんが
おそらく閉鎖されると思われます。
天栄村は東西に細長い村で分水嶺の奥羽山脈(鳳坂峠)を境に
西側は日本海気候、東側は太平洋気候になります。
観光地が集中している羽鳥湖高原は西側、村役場があり人口が多いのは東側で
奥羽山脈(鳳坂峠)が村を2分していましたが、
鳳坂トンネルの開通で文字通り一つの村になった感じです。


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↑ 福島県天栄村明神滝ルートマップ(※Google mapに加筆)


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↑ 錦の羽鳥湖高原~黒沢林道:明神滝橋

県道235号羽鳥・福良線から黒沢林道を道なりに進むと
橋がありその右下に明神滝が見えてきます。
橋のたもと右手前に3台分の駐車場がります。
車を反転する場合は橋を渡って30mほど進むと
左手に村道があるのでそこで切り返すと楽です。
この黒沢林道を真っすぐ進めば安藤峠&会津若松の東山ですが
現在は通行止めです。


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↑ 錦の羽鳥湖高原~明神滝(橋上から)

それでは明神滝橋上から明神滝を見下ろしてみましょう。
この滝の良さの一つは交通アクセスの良さです。
滝そばの駐車場まで車で来られるので
老人子供は元より車椅子の方も橋上から滝を見下ろせる
お手軽滝です。
ただ橋上は公道なので車の往来には十分お気をつけ下さい。


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↑ 錦の羽鳥湖高原~明神滝(橋上から)

明神滝のあるこの川は黒沢と言います。
会津布引山(1081m)や安藤峠周辺を源とし
明神滝の1kmほど下流で赤石川に合流し
赤石川は羽鳥湖から流れてくる鶴沼川に合流し
その鶴沼川は下郷町湯野上温泉で大川(阿賀川)に合流し
会津喜多方で只見川や日橋川と合流し
新潟で阿賀野川と名前を変え日本海に注ぎます。


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↑ 錦秋の羽鳥湖高原~明神滝(橋上から)

案内板には落差約10mと表記されているけれど
10mもあるかな~(^^;)。
盛り過ぎじゃね?
ま、上から見下ろすと少し寸詰まりには見えるけど・・・

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↑ 錦秋の羽鳥湖高原~明神滝(橋上から)

紅葉の一番見頃からは若干過ぎていましたが
私が撮影中はずっと独り占め、
誰に気兼ねすることができるのは嬉しいけれど
独り占めするのはもったいない紅葉です。



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2023.03.21     カテゴリー :   ダム湖

錦秋の水鏡~滑川砂防ダム下見編

水鏡滑川砂防ダム下見編


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↑ 滑川砂防ダム 拡大マップ。(※Google Mapに加筆)

滑川砂防ダム』は県道67号(中野・須賀川線),
旧・会津湖南七峠の一つ、諏訪峠(779m)の登り口にあります。
地元の人にもあまり知られていない、紅葉の隠れ名所です。
透明度の高いダム湖と色取り取りの紅葉樹、岸辺には水没林と
見事なコラボレーションを見せてくれるのですが、
なぜかこの美しさがあまり認知されていません。
駐車場(10台くらい)もあるしアクセスも超楽チンの穴場です。

なお、冬場は県道67号(中野・須賀川線)の諏訪峠(779m)は通行止めですが
滑川砂防ダムまでは行けます。
ただ除雪はされないので積雪が多くなれば砂防ダムへも行けなくなる恐れがあります。


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↑ 錦水鏡滑川砂防ダム下見編

滑川砂防ダムの堰堤です。
長さは164m、高さは19m。
1983年(昭和58年)3月竣工
撮影は基本的にはこの堰堤の上からで
ダム湖を周回する道はありません。
私の場合は藪漕ぎしながら獣道を1周して撮影しています。

滑川砂防ダムは一般的な呼び方ですが
砂防法上は砂防堰堤といいます。
ダムは貯水を目的とした高さ15m以上のダムで
河川法で管理されているのだそうです。
ただ昭和39年以前の旧河川法では高さ15m以下でももダムと呼ぶそうです。


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↑ 錦水鏡~滑川砂防ダム

悠久の里”いわせ”の次に訪れたのは雲海のViewpointから車で
10分ほどの滑川砂防ダムです。
でも今回の訪問はあくまで紅葉の下見だったので
3日後にこの日より、より気象条件が良いに出直しましたが
この日もけして悪い条件ではなく
紅葉水鏡も合格点だったのでUPすることにしました。


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↑ 錦水鏡~滑川砂防ダム

この日の紅葉は9分程度、水鏡はまずまず。
ただ天気は曇天なので完全に理想的な日ではありません。
もし滑川砂防ダムが我が家からうんと遠いなら
これで手を打ったと思いますが
ここまで車で片道20分ほどだし
3日後の天気予報は晴れ&微風なので
本番は3日後に再訪することにしました。


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↑ 錦の水鏡~滑川砂防ダム

紅葉や水鏡はまずまずなのですが
曇天の朝なのでコントラストがイマイチです。
撮影本番ならダム湖を1周しますが、
あくまでこの日は下見なので
堰堤上からの撮影だけです。


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↑ 錦の水鏡~滑川砂防ダム

ダム湖の右岸(見た目の左手)はクマシデやヤシャブシなどが
水面に大きく迫り出しているので水鏡がより映えます。


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↑ 錦秋の水鏡~滑川砂防ダム

堰堤の下流側は中通りが遠望でき
まだうっすら雲海がたなびいています。
下見で紅葉具合も分かったし
3日後の天気予報が外れた場合の予備の写真も撮ったし
本番写真は3日後に期待し、次の目的地である
天栄村羽鳥湖高原の明神滝に向かいます。


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2023.03.20     カテゴリー :   霧、雲海

悠久の里”いわせ”~朝ぼらけの雲海

悠久の里”いわせ”~朝ぼらけの雲海


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↑ 悠久の里・岩瀬 Map (※地理院地図に加筆)

『悠久の里・岩瀬』は現・須賀川市で平成の大合併前は岩瀬村で
当時のキャッチコピーです。


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↑ 悠久の里”いわせ”~朝ぼらけの雲海

早朝、我が家周辺は朝霧に包まれました。
この霧なら悠久の里”いわせ”の朝焼け雲海も見られるかもと、
滑川砂防ダムの紅葉具合の下見方々、
雲海のViewpointに見に行くことにしました。
雲海は出ていましたが朝日が昇ってくる辺りに雲があるようで
鮮やかな朝焼けになりません。


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↑ 悠久の里”いわせ”~朝ぼらけの雲海

写真、上のほうの三角の山は宇津峰山(うつみねさん)
標高は677mと、高い山ではありませんが
単独峰で地元ではどかからも見えるふる里の山です。
宇津峰山には14世紀の南北朝時代の城跡があり、
「宇津峰」として国の史跡に指定されています。
東北地方における南朝側の拠点だったそうで、山頂には土塁が残っています。
土塁ではなく城郭の石垣だったら福島の天空の城と言われただろうに
少し残念(^_^;)


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↑ 悠久の里”いわせ”~朝ぼらけの雲海

雲海は出たものの結局鮮やかな朝焼けの雲海は見られず撤収。
自然は思うよにならないのがまた魅力なのかも。


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↑ 悠久の里”いわせ”~朝焼けの雲海と山座 (※2019/12/29撮影)

悠久の里”いわせ”のViewpointから見る阿武隈山地の山座です。
この時期は写真右端辺りから朝日が昇りますが
この辺りに雲が多いとキレイな朝焼けになりません。


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↑ 悠久の里”いわせ”~朝焼けの雲海 (※2015/11/05撮影)

悠久の里”いわせ”のViewpointでは初冬の頃が一番雲海が出やすくなり
毎年1,2回は出向いています。


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↑ 悠久の里”いわせ”~朝焼けの雲海 (※2018/11/15撮影)

同じViewpointなので山並みは同じですが
2つと同じ雲海や朝焼けは無いので
毎年訪れても飽きるどころか毎回どんな朝焼け雲海が見られるか
とても楽しみにしています。


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↑ 悠久の里”いわせ”~朝ぼらけの雲海 (※2020/01/14モノクロ撮影)

2020年の1/14は朝焼けは見られなかったので
開き直って白黒(モノクロ)撮影してみました。
これはこれで水墨画のようで風情がありますね。


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↑ 悠久の里・いわせ・燃ゆる朝霧 (※2015/11/05撮影)

Viewpointで太陽が高く昇ってくると鮮やかな朝焼けは終わり
次第に雲海は白っぽく見えてきます。
もう雲海の朝焼けは終わりだと思い里まで下りてきたら
里はまだ朝焼けの霧に覆われていました。
でもこんな鮮やかで美しい霧の朝焼けは
後先、2015/11/05のたった1回だけです。
またいつの日かこの霧の朝焼けを見たいものです。


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2023.03.19     カテゴリー :   裏磐梯

錦秋の裏磐梯Part3~午後の曲沢沼&大沢沼

裏磐梯Part3~午後の曲沢沼&大沢沼


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↑ 錦裏磐梯Part3~午後の曲沢沼

14:15PM
再び曲沢沼にやってきました。
朝はほぼ無風でしたが、午後になって残念ながら微風が吹いていました。


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↑ 錦裏磐梯Part2~朝の曲沢沼

08:05AM
こちらは朝撮影した曲沢沼です。
朝の曲沢沼は写真右手から朝日が射してくるので
対岸右側の山は日陰が多いですが
午後は撮影している側が西側なので対岸は順光で
全面に陽が射し込みます。


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↑ 錦裏磐梯Part3~午後の曲沢沼

曲沢沼は朝の撮影の方が人気で午後は来訪者は少なめです。
でも午後16:00を過ぎれば陽が傾き対岸の紅葉が赤みを増すので
また来訪者が増えてきます。


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↑ 錦裏磐梯Part3~午後の曲沢沼

裏磐梯に宿泊するなら西日で赤く染まる紅葉を撮影しに訪れるのも
良いと思いますが、私は帰路が暗くなるので夕方までは待ちません。


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↑ 錦の裏磐梯Part3~大沢沼

曲沢沼のすぐ隣りの大沢沼にも再び寄ってみました。
早朝には大沢沼の北入江を撮影しましたが
北入江は午後は日陰が多くなるのでスルーし
大沢沼本体の方を撮影しました。


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↑ 錦秋の裏磐梯Part3~大沢沼

大沢沼本体は浮葉性水草が多いのですが
一部少なく場所もあるので
その辺り中心に撮影すれば水鏡も何とか撮れます。


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↑ 錦秋の裏磐梯Part3~大沢沼

大沢沼本体は西日になると手前が日陰になり
燦々と陽が当たる対岸が映り込みやすくなるのかも。
曲沢沼も同じでしたが西日を燦々と浴びると
紅葉部分の陰影は少なくなりやや平面的な写真になりやすいかな。


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↑ 錦秋の裏磐梯Part3~大沢沼

これで◆錦秋の裏磐梯Part3~レンゲ沼、一ッ目沼、三ッ目沼、桧原湖細野、
五色沼編 などの裏磐梯シリーズはお仕舞です。
春の野の花も咲き始めたので紅葉シーズをどこかで打ち切らないと
せっかくの春の花まで季節外れの投稿になりかねないので
そろそろ紅葉シリーズは打ち止めにしようかなと思います。


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