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2018.05.31     カテゴリー :   山野草

タキネツクバネウツギ&ツクバネソウ

福島県玉川村 タキネツクバネウツギ&ツクバネソウ


タキネツクバネウツギ(滝根衝羽根空木/スイカズラ科ツクバネウツギ属)

隣り村の山中の林縁でタキネツクバネウツギが見頃になりました。
タキネツクバネウツギはツクバネウツギの変種で、
福島県の阿武隈山地の滝根町で発見された固有種です。
東北地方南東部~ 関東地方北東部の標高300-1,000mの山地に分布します。


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タキネツクバネウツギの母種のツクバネウツギ(衝羽根空木/スイカズラ属ツクバネウツギ)は
関東以西~九州の山地、丘陵地帯に自生し、樹高は1~2m
色は白や薄い黄色が基本で内側に黄色い網状紋があります。
ツクバネウツギの名は、冠が落ちたあとの5枚の萼が羽根つきの衝羽根(つくばね)に
似ていることからついたものとされます。


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枝はよく分枝して樹高約1mになりますが、下刈りにあい地べたを這うようなタイプを多く見かけます。
葉は対生し、長さ2~4cmの広卵形または長楕円形で、先はやや尾状に尖り
縁には粗い鋸歯がある。5月~6月枝の先端に紅色のを2個つけます。


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↑ タニウツギ(谷空木/スイカズラ科タニウツギ属

当地の山ではピンク色のウツギと言えばやはりよく目立つタニウツギです。
タニウツギ(谷空木/スイカズラ科タニウツギ属)は北海道と本州の日本海側に分布すると
多くの資料に書かれていますが、福島県では奥羽山地の分水嶺の東側太平洋水系の山にも多く自生します。
山の中でも沢や谷など湿気のある場所に多く生えるのでタニウツギと呼ばれます。
ピンク色が基本ですが白っぽいも稀にあります。


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↑ ツクバネソウ(衝羽根草/ユリ科ツクバネソウ)

ツクバネついでに地味ながらツクバネソウも撮影しました。
ツクバネソウは全国のやや湿った山林下に自生し草丈は15~25cmほど、
茎の先端に地味な淡い黄緑色のを咲かせます。


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↑ 群生している様子です。
これでも盛りなんですが全然目立ちません(^^);。


↓ 緑色の外花被片がありますが内花被片はありません。
オシベは8本あり、メシベの花柱は黄色で細長く長く4分枝し、
秋には1cmほど果実(液果)が羽根突きの羽子のような黒紫の実ができます。
この形状を衝羽根に見立てた名前です。
葉っぱは通常4枚輪生しますが、5枚輪生する個体もあります。


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2018.05.15     カテゴリー :   山野草

イチリンソウ

福島県玉川村 イチリンソウ


今年も隣り村の川沿いの土手でイチリンソウが見頃になりました。
同じ仲間のニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)は里山~山奥まで
けっこう多く自生しますがイチリンソウは絶対数が少ないのか
私が見つけた自生地はこの一ヶ所のみです。


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そのものはイチリンソウもニリンソウ(写真下)もそっくりですが
名前のように基本的にイチリンソウは1株から一輪、ニリンソウは二輪咲きます。
は瓜二つでも圧倒的に違うのはの大きさです。
ニリンソウの径が約2cmほどなのに対し、
イチリンソウは約4cmもあります。

オシベの色もニリンソウは白ですがイチリンソウは黄色なので
実物を見れば間違うことは無いと思います。


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↑ ☆ニリンソウ(二輪草/キンポウゲ科イチリンソウ属)

ニリンソウは日本各地の主に山地の湿潤な林床や川沿いに自生します。
そう珍しいではあるませんがその清楚で気品のある姿はいつ見ても心洗われるです。


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2018.04.27     カテゴリー :   山野草

群生ショウジョウバカマ

福島県玉川村 群生ショウジョウバカマ


遅咲きのキクザキイチゲが満開だった玉川村の里山からそう遠くない
別の里山の林床では彩り豊かなショウジョウバカマも盛りでした。
ショウジョウバカマ(猩々袴/メランチウム科ショウジョウバカマ属)は
日本全国の低地~高山まで広範囲に分布し、
やや湿った林縁、林床、土手などに自生します。
色は薄いピンクや濃いピンク、薄紫など自生地や個体によってビミョウな違いがあります。


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ショウジョウバカマじたいはそう珍しい山野草ではありませんが
これだけ群生するのは地元界隈で見てきた限りここが一番です。
さらに色が豊かなのでとてもカラフルです。


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名前の由来は、が赤いのを猩々(中国の伝説上の動物のこと)になぞらえ、
根生葉の重なりが袴に似ていることから名付けられたそうです。
葉がロゼット状なのでせいぜい草丈は5cm程度ですが茎は開とともに伸長し、
高いものだと30cmになる株もあります。
以前はユリ科に分類されていましたが現在はメランチウム科とされます。


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2018.04.26     カテゴリー :   山野草

遅咲きキクザキイチゲ

福島県玉川村 遅咲きキクザキイチゲ


隣り村の川沿いの里山で
遅咲きのキクザキイチゲ(菊咲一華/キンポウゲ科イチリンソウ属)が盛りになりました。
(※撮影は4/8)
この一番早く満開になった場所は3/27撮影ですから
10日以上差があります。
当町の里山(雑木林)にもキキザキイチゲは自生しますが
ここのキキザキイチゲは期が遅く草丈ももなぜか大振りです。


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雑木林の林床は夏場は鬱蒼とした緑に覆われ陽が射しませんが
先は落葉樹の葉がまだ茂らないので十分に陽が射し込みます。


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スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)は、落葉広葉樹林などで先にを咲かせ、
夏まで葉をつけたあとは地上部は枯れ地下で過ごす草の総称です。
カタクリが有名ですがキクザキイチゲもまたスプリング・エフェメラルです。
Spring ephemeralは「の儚いもの」「の短い命」というような意味で、
の妖精」とも呼ばれています。



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2018.04.25     カテゴリー :   山野草

北限のアマナ

福島県玉川村 北限のアマナ


例年より1週間早く隣り村の川沿いの土手で北限のアマナが咲きました。(撮影は4/4)
アナマ(甘菜/ユリ科アマナ属)は東北地方南部以南~九州に分布し
川沿いや田の畦などの草地や明るい落葉広葉樹林の林縁部などに自生し
チューリップの近縁種です。
名前の由来は鱗茎(球根)や葉が、食べると甘いので甘菜と呼ばれます。


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多くの資料でアマナは関東以西が自生地とありますが
福島県でもわずかですが隔離分布しています。
緯度的には福島市辺りの自生地の方が北なんですが
中通り地方は北部の福島市より南部の白河市方面が標高が高いので
緯度に標高を加味すると、玉川村がほぼ北限だろうと思われます。


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2018.04.02     カテゴリー :   山野草

コセリバオウレンの森

 福島県玉川村  コセリバオウレンの森


玉川村の別の里山にはセリバオウレンの近似種のコセリバオウレンも自生しています。
日本のオウレンの仲間は葉の形状で主に3種に別けられます。

キクバオウレン(1回3出複葉)
セリバオウレン(2回3出複葉)
コセリバオウレン(3回3出複葉)


コセリバ


コセリバオウレンは葉っぱが3回3出複葉の他に
セリバオウレンの葉と比べる明らかに小さく細かいのですぐ分かります。
ただはほとんど同じなのででは見分け辛いです。


コセリバ2


コセリバ3


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2018.04.01     カテゴリー :   山野草

オウレンの森

 福島県玉川村 オウレンの森


オウレンのは雄と両性があり
の方が両性より少し先に開します(雄性先熟)。
資料によっては雌花だけの株もあると書かれていますが
私はまだ見たことはありません。


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なぜ雄性先熟や雌性先熟があるのかと言うと
同時に開花すると同じ花同士で自家受粉しやすくなるので
開花時期を少しずらすことによって自家受粉を避け
他家受粉しやすくするのです。
自家受粉の場合、親と全く同じ遺伝子の種ができてしまい
下手すると悪い性質まで受け継いでしまいます。
なので植物も動物もなるべく遺伝子の違う個体同士で交配し
様々なリスクに広く対応できるように
多様な性質をもつ子孫を残すのだそうです。


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2018.03.31     カテゴリー :   山野草

オウレンの森

 福島県玉川村  オウレンの森


隣り村の里山にセリバオウレンの群生を見に行ってきました。(3/15)
当地の里山で一番早く咲き始める山野草
セリバオウレン(芹葉黄連/キンポウゲ科オウレン属)です。


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オウレンは奈良時代に中国原産の黄連が伝来しましたが
在来種の“カクマグサ(加久末久佐)”が同様の効果があることを知り
“カクマグサ”を漢名の“黄連”の音読みでオウレンと呼ぶようになったそうです。
黄連は根茎がやや肥厚して節状に珠が連なっており、
その断面が鮮やかな黄色をしていることに由来しますが
私が見た限り日本のセリバオウレンの根はヒゲ根状で黄色くありません。


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2018.03.12     カテゴリー :   渓谷・渓流

春遠からじ、東野の清流 ⑨ (Final)

福島県玉川村 春遠からじ、東野の清流 ⑨ (Final)


東野の清流の遊歩道は最上流に丸太橋がありそこが終点です。
渓流じたいはその上流にも続きますが
道も無いしフォトジェニックなポイントも余り無いので
終点から引き返した方が無難です。


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↑ 深緑と雨に潤う東野の清流 (2017/07/25 撮影)

深緑の東野の清流も素敵ですよ。


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まだまだ写真はあるのですが
似たり寄ったりの写真だし、次のシリーズが待っているので
結の東野の清流シリーズはこれで終わりたいと思います。


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2018.03.11     カテゴリー :   渓谷・渓流

春遠からじ、東野の清流 ⑧

春遠からじ、東野の清流 ⑧


撮影中所々に陽が射してきました。
この日の天気予報は晴れだったので
陽射しが差し込む前に撮ろうと我が家を朝6時半頃出発しました。
東野の清流は朝9時から昼頃までは渓流に直接陽が射すので
シルキーな流れや結の撮影には早朝がお薦めです。
午後も陽が陰るので良いのですが、気温が高い場合はが溶ける可能性もあります。


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2018.03.10     カテゴリー :   渓谷・渓流

春遠からじ、東野の清流 ⑦

福島県玉川村 春遠からじ、東野の清流 ⑦


理想的な美しい結ができる環境は
があまり降らない極寒の地です。
その面では東野の清流のある阿武隈山地は
寒さは厳しいものの積はあまり多くない地域なので
理想に近い環境です。
でも積量はともかく何度か積があると、
透明感ある結が白濁してしまい
その理想的な環境も無に帰してしまいます。


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2018.03.09     カテゴリー :   渓谷・渓流

春遠からじ、東野の清流 ⑥

春遠からじ、東野の清流 ⑥


東野の清流のある玉川村福島県の中南部にあり農業が主産業です。
須賀川市との境には福島空港や
松尾芭蕉が訪れ俳句を詠んだ乙字ヶなどがあります。
東野の清流は手軽に訪れることができる小渓流
地元民以外にはあまり知られていない穴場的小渓流です。
私的にはオオルリなど野鳥のさえずりも清清しい新緑の頃がお薦めです。


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2018.03.08     カテゴリー :   渓谷・渓流

春遠からじ、東野の清流 ⑤

福島県玉川村 春遠からじ、東野の清流 ⑤


村中心部には日陰にしかはありませんでしたが
東野の清流は標高が600mほどあるので
一度積もったは中々解けません。
見た目は景色の方がキレイなんですが
には欠点もあります。
が積もってもが完全に溶ければ問題ありませんが
中途半端に溶けて再凍結するとが白く濁り透明感がなくなるし
雪なんだかなんだか分かり難くなります(ーー;)。


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2018.03.07     カテゴリー :   渓谷・渓流

春遠からじ、東野の清流 ④

福島県玉川村 春遠からじ、東野の清流 ④


陽当たりのいい場所の結具合は中程度。
でも写真的には結もあるし、流れもあるし
このくらいで十分だと思います。


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2018.03.06     カテゴリー :   渓谷・渓流

春遠からじ、東野の清流 ③

福島県玉川村 春遠からじ、東野の清流 ③


東野の清流は小さなばかりですが、かつては主なには最寄の玉川村立須釜小学校 四辻分校の
児童が愛称を付けた看板がありました。
分校は平成19年3月31日をもって閉校になってしまい、
それに呼応すかのように看板も朽ちて一部が残るのみです。


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Author:tgryu
福島県をメインに四季折々の自然をご紹介します。(ryu)



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