タグ 《玉川村》   全18ページ
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2017.09.06     カテゴリー :   山野草

晩夏の棚田のヒキヨモギとサワギキョウ

福島県玉川村  晩の棚田のヒキヨモギとサワギキョウ


隣り村の棚田脇の林縁でヒキヨモギも咲いていました。
ヒキヨモギ (引蓬/ゴマノハグサ科 ヒキヨモギ属)は日本全土や東アジアに広く分布しますが
イネ科やカヤツリグサ科に半寄生する一年草と言う特殊性があるせいか
分布域が広い割には自生数はあまり多くないようです。
全国22府県で絶滅危惧種や希少種に指定されています。
福島県では指定こそされていませんが、あまり目にする機会はありません。
名前の由来は葉の形がヨモギ(蓬)に似ているからですがヒキ(引)は何でしょう?(^^);。


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↓ サワギキョウ(沢桔梗/キキョウ科ミゾカクシ属)

棚田脇の畦でサワギキョウも見つけました。
同じ隣り村でも奥羽山系の天栄村羽鳥湖高原の湿地ではよく目にしますが
阿武隈山系の玉川村ではお初です。
だいぶ昔は里地の畦や谷地でも見られたそうですが
環境変化や農薬などに弱く今ではほとんど消滅してしまいました。
有毒植物なので家畜の餌にならず草刈で他の草に混じるのが嫌われたのかも。
25都府県で絶滅危惧種に指定されています。


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2017.09.05     カテゴリー :   山野草

晩夏の棚田のアギナシ(顎無し)

福島県玉川村  晩の棚田のアギナシ(顎無し)


隣り村の棚田の休耕田ではアギナシも花盛りでした。
アギナシ(顎無し/オモダカ科オモダカ属)は日本各地、東アジアの山あいの湖沼、湿地、ため池などに広く分布し、
自然度が高い土地を好むようです。
環境省のレッドリストでは、準絶滅危惧に登録されていて
都府県ごとの指定でも41都府県で何らかの指定をしています。
農家にすれば田んぼの雑草の一つとみなしているので
その貴重さはあまり認識されていないようです。


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↑ ※灰色(絶滅)、赤(絶滅危惧種Ⅰ類)、橙色(絶滅危惧種Ⅱ類)、黄色(準絶滅危惧種)、他(不明)
       日本レッドデータ検索よりより


アギナシの若い葉は細い長い楕円形で、成長すると葉の下側が2つに分かれ、ヤジリ形になります。
この楕円形の形を「顎無し」と見立てたのが名の由来のようですが、
オモダカも若葉の頃は細長い葉なのでアギナシだけに当てはまる特徴ではありません。


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仲間のオモダカとの見分けが難しいですが、
一番の違いはアギナシは花後の根元に小球芽(ムカゴ)ができることです。
オモダカはムカゴはできませんが走出枝(ランナー)が伸びてきます。
↓ 他にもアギナシのヤジリ型の葉の二股の先端はボールペン状に丸みだったり、
花茎が葉より高く上がることなどの違いがありますが、
ぱっと見だけでは個体差もあるので中々見極めが難しいです。


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↓ オモダカ(面高/オモダカ科オモダカ属)は北海道~九州の水田や沼、湿地などに自生し、
地中に匐枝をのばし、先端に小さな球茎をつくくります。
葉は基部が2つに裂けた細い矢じり形で、基部の2個の裂片の方が
頂裂片より長く、先端は鋭く尖る。花茎の高さは葉と同じくらいか短い。


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2017.09.04     カテゴリー :   山野草

晩夏の棚田のコオニユリ(小鬼百合)とオミナエシ(女郎花)

福島県玉川村  晩の棚田のコオニユリ(小鬼百合)とオミナエシ(女郎)


隣り村の棚田ではオミナエシに混じってコオニユリも盛りでした。
コオニユリ(小鬼百合/ユリ科ユリ属)はオニユリに良く似ますが
コオニユリは日本原産なのに対し
オニユリは古い時代に大陸から渡ってきた史前帰化植物であろうと言われています。


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オニユリは全般に草丈が大きくなり葉の付け根にムカゴができますが
コオニユリにはできません。
コオニユリは後にできた実がこぼれて子孫を増やしオニユリは実はほとんどできませんが、
ムカゴがこぼれて子孫を残します。


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↓ ツリガネニンジン(釣鐘人参/キキョウ科ツリガネニンジン属)も見頃でした。


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2017.09.03     カテゴリー :   山野草

晩夏の棚田のオミナエシ(女郎花)

 福島県玉川村  晩の棚田のオミナエシ(女郎花)


隣り村の棚田の土手で女郎花や萩など秋の七草がそよ風に揺れ季節の移り変わりを告げていました。
オミナエシ(女郎花/オミナエシ科オミナエシ属)は秋の七草の一つで
北海道~九州の山野の明るい草地に分布し、万葉の頃から切花や漢方薬として
愛されてきました。  
下刈りされ手入れが行き届いた里山の減少などとともに
野生のオミナエシは数を減らし、東京では絶滅、新潟、埼玉では絶滅危惧Ⅰ類
山形、群馬、栃木、千葉、富山、徳島では絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
福島県での指定はありませんが、切花用として栽培しているお宅は多いものの
野生種はだいぶ少なくなりました。


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【女郎花の由来】

小野頼風が都で宮仕えをしている時,都の女と契りを結んだが,
任期が終わって帰郷したのち都の女のことを忘れてしまった。
都の女は小野頼風を恋しく思い,男山に頼風を訪ねてきたが
すでに頼風に別の妻がいることを知らされる。
そして,都の女は,悲しみにくれて川に身を投げてしまった。

やがて秋になると都の女の脱ぎ捨てた山吹重ねの衣の跡から1本の黄色い花が咲く。
それが女郎花であった。
頼風は自責の念に苦しみ,とうとう自分も同じ川に身を投げ自殺する。
後に,二人を憐れんだ村人が弔いに川の畔に女郎花塚と頼風の塚をたてた。

二人の霊は,冥土で邪淫(じゃいん)の悪鬼に責められて,
女は剣の山の頂にあり,男は山を登ろうとすれども剣の刃で身を刺し通され,
磐石で骨を砕かれる地獄の日々を送っているという・・・・
   
<謡曲 「女郎花」より>

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↓ 男郎花(オトコエシ/オミナエシ科オトコエシ属)

知名度も華やかさも女郎花の影に隠れあまり目立ちませんが、
ちゃんと男郎花(オトコエシ)もあります。
おそらく女郎花に対し、白花ながら花がそっくりなので男郎花になったのだろと思われます。
分布地も自生地はほぼ同じような所ですがオトコエシは日陰でも育ちます。


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2017.09.02     カテゴリー :   山野草

フジカンゾウ(藤甘草/マメ科ヌスビトハギ属)

福島県玉川村  フジカンゾウ(藤甘草/マメ科ヌスビトハギ属)


隣り村の川沿いの林縁でフジカンゾウが見頃になりました。
フジカンゾウ(藤甘草/マメ科ヌスビトハギ属)は本州以南の林野に広く分布し
ぱっと見はヌスビトハギ(盗人萩/マメ科ヌスビトハギ属)(写真一番下)にも似ますが
花がヌスビトハギ(写真一番下)の3~4倍ほど大きく見栄えがするので
よく観察すれば簡単に見分けはつきます。
名前のいわれは花が藤に似て、葉が甘草に似るので藤甘草だそうです。


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↓ ヌスビトハギ(盗人萩/マメ科ヌスビトハギ属)

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2017.08.17     カテゴリー :   昆虫

オゼイトトンボ&ハッチョウトンボ

 福島県玉川村  オゼイトトンボ&ハッチョウトンボ 


東野の清流の下流周辺には棚田が点在し
山野草やたくさんの水生昆虫を見ることができます。
山からの清水が溜まった畦ぞいではコバギボウシが花盛りで
お目当てのオゼイトトンボやハッチョウトンボも飛んでいました。


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↑ オゼイトトンボ(尾瀬糸蜻蛉/イトトンボ科オゼイトトンボ属)は東北日本の特産種で、
北海道及び本州では南限がだいたい茨城・栃木県だそうです。
山地の湿地生植物がよく繁茂する、湿地的な池沼や湧水、小川などに生息します。
ターコイズブルーの体色がとても美しく、チョウトンボと並んで大好きなトンボの一つです。


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↑ 日本で一番小さなトンボのハッチョウトンボ(八丁蜻蛉/トンボ科ハッチョウトンボ属)も見られました。
雄♂の体長はわずか約2cm、日本どころか世界でも最小類のトンボです。
青森以南~鹿児島県の平地から丘陵地・低山地にかけての
水が滲出している湿地や湿原、休耕田などに生息していますが
生育環境の悪化で激減していて33都府県で絶滅危惧種に指定されています。
福島県での指定はありませんが見られるのは稀です。
そばに比べるものが無いので大きさが分かりづらいすが
10円玉くらいしかありません。
他にもキイトトンボやモノサシトンボなど棚田はトンボの楽園です。


  


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2017.08.16     カテゴリー :   渓谷・渓流

雨に潤う東野の清流 ③

福島県玉川村  雨に潤う東野の清流 ③


昨日に引き続き東野の清流 Part③でお付き合いください。

一つ一つの小の落差はせいぜい1m~2mですが
その小が幾つも連続して連なるのが“東野の清流”の特徴です。
見た目の迫力には欠けますが、日本庭園や箱庭を流れ落ちる小のようで
苔むした岩の間を優しく流れ落ちる様は癒し系の渓流です。


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場の渓流は場所によってはアブ(虻)が煩いところもありますが
東野の清流は駐車場辺りで少し遭遇しますが
清流域に入ってしまえばアブやブヨはいません。
場所によっては駐車場で大量のアブの攻撃に遭うことがありますが
アブは排ガスに反応しやすいのかも知れませんね。


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↓ このポントの少し上流に丸太橋があります。
清流じたいは橋の上流にも続いていますが
フォトジェニックなポイントは少ないので
丸太橋から引き返し方が無難です。


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2017.08.15     カテゴリー :   渓谷・渓流

雨に潤う東野の清流 ②

福島県玉川村  雨に潤う東野の清流 ②


昨日に引き続き東野の清流 のPart②をご覧ください。

清流の下流1/3くらいでついに大粒の雨が降ってきました。
天気予報では降ったり止んだりだったので
予報通りちゃ、予報通りです。
傘で凌げるような雨じゃなかったのでとりあえず車まで撤収。
30分待って止まなかったら完全撤収しようと思っていたら
25分でなんとか止んでくれました(^^ゞ。
こういうのは果たして日頃の行いが良いととるべきか
悪いととるべきなのか・・・・(^_^;)


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東野の清流(ひがしの)は標高650mほど、
源流域の標高がせいぜい850mほどしかないので
雨が降らないとすぐ水量が貧弱になります。
干上がったのは見たことはありませんが
雨不足のときは写真的には遠慮した方がいいかも。


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東野の清流はいつ行っても静かな清流ですが
降ったり止んだりの天気を差っぴいても
平日ならいつも貸切状態です(^_^;)。
福島県民でも玉川村民以外はほとんど知らない清流かも。
都会では絶対味わえない至福の清流です(^^♪。


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2017.08.14     カテゴリー :   渓谷・渓流

雨に潤う東野の清流 ①

福島県玉川村  雨に潤う東野の清流 ①


7月下旬、実状はともかく関東以西はとっくに梅雨明けしたというのに
東北は中々梅雨明けできない中途半端な天気が続いていました。
当地は大雨の被害が出るほどの雨量ではなかったものの
降ったろ止んだり、梅雨らしいと言えば梅雨らしい鬱陶しい空模様。
私の休日も3回続けての雨雨雨・・・(ーー;)。
降りっぱなしの雨ではないので近場なら雨の止み間を狙って撮影できるかもと
定番中の定番、隣り村の“東の野清流”に行って来ました。

案の定、撮影中に本降りになり車で待機。
途中何度も帰ろうかなと思いましたが30分ほどで小止みになったので
撮影を再開、雨に潤う深緑は素敵ですがカメラを気遣いながらの撮影は
面倒ったらありゃしない。
でもな、九州北部や秋田の豪雨被害を思えば罰があたりそうな愚痴。
愚痴で済むくらいなら恵まれていると感謝しなきゃいけませんね。
東日本大震災で痛い目に遭っているのになんて忘れっぽいのでしょう。
災害列島の日本、明日はわが身と思いを巡らせなければいけませんね。


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↑ 東野の清流へのルートマップ
※Google Earthに加筆

あぶくま高原道路、石川母畑ICからは県道40号線に入り(三春方面)、
四辻新田集落手前を右折し、そこから8分ほど。
分岐点には一応小さな案内標識がありますが、
標識を当てにしていると見落としてしまうくらい小さな標識なので、
とりあえず東野集落を目指すのが一番です。
東野集落手前にある案内板に従い林道を左折し、
道なりに進ん突き当たりに車5、6台分の駐車場と簡易トイレがあります。
そこから清流にそって遊歩道がありますが
渓流を間近に見たり、写真を撮る場合は長靴がお勧めです。


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駐車場からは遊歩道の終点までは約500m、標高差100mほど、
その間に小さなが数え切れないくらい連なっています。
終点と言っても看板があるわけではなく、小さな丸太橋があるだけです。
その上流にも清流は続きますが、これと言ったはないので橋から引き返したほうが無難です。


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小さなばかりですがかつては主なには最寄の玉川村立須釜小学校 四辻分校の児童が愛称を付けた看板がありましたが、
分校は平成19年3月31日をもって閉校になってしまい、それに呼応すかのように看板も朽ちて一部が残るのみです。



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↑ 東野の清流で一番落差のある階段状のです。


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2017.07.30     カテゴリー :   

黄昏の乙字ヶ滝

 福島県玉川村須賀川市  黄昏の乙字ヶ


我が家からほど近い奥の細道・乙字ヶの黄昏を撮ってきました。
乙字ヶ福島県須賀川市玉川村の境にあり、
那須連峰を源流とする阿武隈川がこの地で石英安山岩質凝灰岩の断層をつくり、
が乙の字の形をして流れ落ちることから「乙字ヶ」と呼ばれ、
阿武隈川本流唯一のです。


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滝の落差は4、5mほどですが、水かさが増すと100mの川幅いっぱいに落下する姿から
小ナイヤガラの滝ともいわれ、「日本の滝100選」に選ばれています。
地元民ながら100選は選ばれたのはどうかな?と思いましたが、
おそらく滝そのものの立派さより
松尾芭蕉が訪れ俳句を詠んだ歴史&文学的価値が加味されたのでは推測します。

「日本の滝100選」にしては昼間観る滝は少々ガッカリ滝ですが、
乙字ヶ滝は観光客がいなくなった夕景がお薦めです。
でもそこは自然相手、今回も見事な夕焼けを期待したのですが
残念ながら不発でした(ーー;)。


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乙字ヶ滝に限らずですが、滝の多くはその成り立ちからして
山間部の谷間にあることが多く、地平線や水平線に沈む夕日との共演が見られる滝は
ほんのわずかだと思います。
この乙字ヶ滝は平地にある滝なので、比較的条件はいい方だとは思いますが
それでも直接的な夕日とのコラボは見られません。
滝の位置からすると地平線ははるか向こうで手前の森に隠れてしまうからです。
なので夕日狙いではなく夕焼けを狙うしかありません。
てなわけで2016年8月の夕焼けと2015年7月の夕焼けをご覧ください。


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2017.07.18     カテゴリー :   山野草

北限のヤマアジサイ(山紫陽花)

福島県玉川村  北限のヤマアジサイ(山紫陽花)


隣り村の川沿いの林縁で北限のヤマアジサイが見頃になりました(撮影は6/22)
ヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科orユキノシタ科アジサイ属)は
主に福島県以西、本州・四国・九州に分布する落葉低木で
落葉広葉樹林の谷筋など湿度の高い場所に自生しサワアジサイとも呼ばれます。
樹高は1~2m、葉はやや細め小ぶりで対性し園芸種のような光沢はありません。
花期は6月~7月、中心部に多数の細かい両性花を咲かせ
周囲に3~4枚の花弁状の装飾花をもちます。


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↑ 西日本のヤマアジサイの装飾花は薄紅色から白色、紫色を帯びるもの
青色のものなど多様なようですが
私の地域で見られるヤマアジサイの装飾花はほぼ白花でかなり地味ですが
中心部に咲く実際の小花は微妙な色彩変化があり
オレンジ色や水色、青、青紫など様々で興味深いです。


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↑ 奥羽山系ではこれから鮮やかな青のアジサイが見頃になります。
これはヤマアジサイの亜種エゾアジサイで日本海側に多く自生分布します。。
また福島県ではヤマアジサイの他コアジサイ、タマアジサイ、クサアジサイなど
北限のアジサイの宝庫です。
他にはツルアジサイやイワガラミもアジサイの仲間です。



   


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2017.07.16     カテゴリー :   山野草

蛍袋&白花蛍袋

福島県鏡石町玉川村  ホタルブクロ&シロホタルブクロ (撮影は6/18)


ホタルブクロ(蛍袋/キキョウ科ホタルブクロ属)は北海道西南部~九州、東アジアに分布し
変種のヤマホタルブクロ(山蛍袋)は東北地方南部~近畿地方東部に分布し
主に山野の林縁や土手など明るい場所に自生します。 

ホタルブクロの名前の由来はまさに蛍が飛びかう季節に咲き
蛍を捕まえた時、閉じ込めるのに利用したので
蛍袋(ホタルブクロ)と呼ばれるようになった説や
ホタルという漢字は今は『蛍』を当てますが『火垂る』と書いてもホタルと読みます。
日常語としては『火垂る』は『提燈』のことで
ホタルブクロの花の形が提燈に似ているので、”火垂る袋”と呼んだ。
という説もあるそうです。


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当町近郊の山野にはホタルブクロもヤマホタルブクロも自生するので
近づいて確認しないと見極めは難しいです。
ヤマホタルブクロの草丈や花の方がやや小ぶりなものが多いですが
ホタルブロクロでも紫の濃いタイプもあるし花の大きさも個体差があるので
明確な判別基準にはなりません。
自生数としてはホタルブクロの方が圧倒的に多いです
ホタルブクロの花色は西日本では白花が多いそうですが
当地では薄紫や赤紫が殆どで白花は稀です。


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↓ ホタルブクロとヤマホタルブクロ、両者の大きな違いは

☆ヤマホタルブクロ(写真下左)  
萼(ガク)の付け根は膨らみがあるだけで反り返る付属片がない。
写真的にはなめらかに見えています。

☆ホタルブクロ(写真下右)
萼(ガク)の付け根に反り返る付属片があり
写真的には凹凸があるように見えています。
        
どうですか、見比べて分かりましたか?


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2017.07.01     カテゴリー :   山野草

采配蘭(サイハイラン)

 福島県玉川村  サイハイラン(采配蘭/ラン科サイハイラン属)


今年も隣り村の里山でサイハイラン(采配蘭/ラン科サイハイラン属)が見頃になりました。
名前の通り武将が戦いの時に振るう采配に似ているので付いた名前です。
全国に広く分布し、主に山林のやや薄暗い林床に自生します。
当地でサイハイランは里で見かけるランの仲間ではネジバナに次いで
よく見られるポピュラーなランです。
でも、これほどサイハイランがまとまって群生するのは
近隣ではこの森が一番です。


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ハランのような大振りな葉が1株に1枚つき、冬は枯れずに
花後に次第に枯れます。            
花はなぜかやや下向きに咲きます。
でも、どうしてわざわざ下向きに咲くんでしょうね?
常識的には雨の影響を受けにくくするためだと思いますが
では花弁はなぜ細長いのでしょう?
真相は?・・・・・

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2017.06.30     カテゴリー :   山野草

滝根衝羽根空木(タキネツクバネウツギ)

 福島県玉川村  タキネツクバネウツギ(滝根衝羽根空木/スイカズラ属ツクバネウツギ)


隣り村の山中でタキネツクバネウツギが見頃になりました。
タキネツクバネウツギ(滝根衝羽根空木/スイカズラ属ツクバネウツギ)はツクバネウツギの変種で、
福島県の阿武隈山地の滝根町(現・田村市)で発見されました。
東北地方南東部から関東地方北東部の標高300-1,000mの山地に分布します。

よく分枝して樹高約1mになりますが、地べたを這うようなタイプを多く見かけます。
葉は対生し、長さ2?4cmの広卵形または長楕円形で、先はやや尾状に尖り
縁には粗い鋸歯がある。5月から6月枝の先端に紅色の花を2個つけます。
花は2?2.5cmの筒状鐘形で、先端は浅く5裂し、内側には黄赤色の網状紋があります。
花色は薄紅色が基本ですが白や薄黄色もあります。
似た花色にキバナウツギがありますが、ガク片が閉じているので区別できます。

母種のツクバネウツギ(衝羽根空木/スイカズラ属ツクバネウツギ)は
関東以西から州の山地、丘陵地帯に自生し、樹高は1?2m。
花色は白や薄い黄色が基本で内側に黄色い網状紋があります。
ツクバネウツギの名は、花冠が落ちたあとの5枚の萼(ガク)が
羽根つきの衝羽根(つくばね)に似ていることからついたものとされます。


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↓ 福島県天栄村  タニウツギ(谷空木/スイカズラ科タニウツギ属)

奥羽山系で紅色のウツギと言えば断然タニウツギ(谷空木/スイカズラ科タニウツギ属)が多く
タニウツギは樹高が3mもあり、花がこんもりたくさん咲くので直ぐ見分けがつきます。
奥羽山系ではタニウツギが主ですがタキネツクバウツギも少し自生しています。


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2017.06.22     カテゴリー :   山野草

金鳳花(馬の脚形)

福島県須賀川市(旧・岩瀬村)  ウマノアシガタ(馬の脚形/キンポウゲ科キンポウゲ属)別名・金鳳花


奥羽山系の隣り村の林道でウマノアシガタが見頃になりました。
正式名はウマノアシガタ(馬の脚形/ キンポウゲ科キンポウゲ属)ですが
私的には金鳳花の呼び方のほうが好きです。
ウマノアシガタは日本全土の里地~山あいまで広く分布し、
草原、林縁、土手、畦などでごく普通に見られまが
これほど見事な群落はそうそうは見られません。
まるで人工的に植栽されたかのような素晴らしい金鳳花ストリートですが
植えられたのでは無く自然に形成された群落です。


コピー (1) ~ DSC03794

コピー (1) ~ DSC03780

コピー (1) ~ DSC03710


↓ 福島県玉川村  ウマノアシガタ(馬の脚形/キンポウゲ科キンポウゲ属)別名・金鳳花

こちらは同じウマノアシガタですが、
阿武隈山系の隣り村で見られた群生です。
田んぼの土手一面に群生していました。
車で通るたび何度も見ていましたが細い村道沿いの土手で
駐車スペースがなくいつも見過ごしていて
今回初めて撮影しました。
一つ一つの花は素朴でも群生すると園芸花に負けない華やかさがありますね。

ウマノアシガタの名前の由来は根元の葉っぱが馬の脚の形に似るとされますが
まったく似ていません(ーー゛)。
この由来はどの資料でも通説になっていますが本当だろうか・・・・?
ドイツ語では「鶏の足」、英語だと「Japanese Buttercup」(日本のバターカップ)
う~ん、こんなキレイな花なにのにどれもこれも
ろくな名前じゃありませんね(-"-)。


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