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2018.07.09     カテゴリー :   山野草

会津下郷町 中山風穴地特殊植物群落

福島県下郷町 中山風穴地特殊植物群落


日影不動滝を堪能した後は国の特別天然記念物の中山風穴へ向かいました。
中山風穴は下郷町の湯野上温泉に隣接し、我が家からなら車で1時間ほど、
日影不動滝からは20分ほどです。
下郷町と言うと茅葺集落の大内宿が有名ですが、中山風穴からは車で10分くらいです。

湯野上温泉街の国道121号線沿いに中山風穴への入り口&案内板がありますが
国道から見ると、えっ?こんな細い山道を登っていくの?って感じくらいの山道で、
舗装道路ですが車1台分の幅しかありませんので対向車にはご注意ください。


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↑ 会津下郷・中山風穴地特殊植物群落 Map (※現地案内板を撮影し加筆)

白い線が今回歩いたルートです。


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↑ 会津下郷・中山風穴地 風穴体験施設

国道121号線から細い上り坂を登ってくると右手に風穴の冷風体験施設があります。
道路の下にあるので見過ごさないでください。
駐車場もないので路肩に目いっぱい寄せて停車するしかありません。
昭和初期ころまで風穴を冷蔵庫代わりに貯蔵庫として利用していたそうで、
その跡が冷風体験施設として整備されています

鉛筆状の柱状節理の岩を積み重ね再建された冷風貯蔵庫。
この岩組みの空間に入ったとたん外気よりかなりひんやり感じます。
この日の道路端の気温は26℃もありました。
しかし、風穴の冷風体験施設内の冷風吹き出し口に置いてあった温度計は
なんと2℃(@_@;)!。
そりゃ冷蔵庫代わりに十分です。
以前訪れたとき真夏でも3℃でした。


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↑ 会津下郷・中山風穴地特殊植物群落 第4指定地 (アイヅシモツケ&レンゲツツジ)

第3指定地でオオタカネバラが丁度見頃なことを確認し、
第4指定地に向かいました。
ここはアイヅシモツケ&レンゲツツジの群生が見所です。


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↑ 会津下郷・中山風穴地特殊植物群落 第4指定地(アイヅシモツケ)
 
前の記事で猪苗代湖南岸のアイヅシモツケを既に紹介していますが
復習です(^_^;)。
アイヅシモツケ(会津下野/バラ科シモツケ属)は北海道、本州の中部地方以北、九州の熊本県に分布し、
山地の日当たりのよい崖地や岩場や林縁に自生。東アジア、シベリアにも分布します。

良く似たピンクの小を咲かせるシモツケ(下野/バラ科シモツケ)に似て
会津で発見されたことでアイヅシモツケと呼ばれます。
シモツケ(下野)は名前のように栃木で発見されたのでシモツケですが、
どちらも会津や下野の固有種ではありません。

ちなみにアイヅシモツケと表記する場合、多くの人がアイズシモツケとヅをズと表記しますが、
漢字で書くと会津は“会う津”なのでズでは無くツにちょんちょんです。


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↑ 会津下郷・中山風穴地特殊植物群落 第6指定地 (オオタカネバラ)   

第6指定地にやってきました。
オオタカネバラ(大高嶺薔薇/バラ科バラ属)は本州中部以北、北海道の亜高山帯~高山帯の
砂礫地や草地に自生します。
タカネバラとオオタカネバラ見分け方はタカネバラの小葉は3~4対、小葉の形は丸みがあります。
オオタカネバラは小葉2~3対で葉先は尖り、葉の縁の鋸歯はオオタカネバラの方がより鋭くなっています。
タカネバラは本州の尾瀬から中部地方の高山、四国の剣山などの針葉樹林帯、
ハイマツ帯の日当たりのよい所に自生します。
第6指定地のオオタカネバラの群落は中山風穴で最大と言うか、本州で最大の群落地です。


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↑ 会津下郷・中山風穴地特殊植物群落  第6指定地 (ベニバナイチヤクソウ) 

第6指定地の一番の見所はオオタカネバラの群生ですが
ベニバナイチヤクソウもたくさん自生しています。
ベニバナイチヤクソウ(紅一薬草/イチヤクソウ科イチヤクソウ属)は中部以北~北海道の
山地~亜高山帯の林床などに生え、茎の高さが10~20センチになる常緑多年草。
福島県では裏磐梯などでも見られますが、中山風穴のように標高500m辺りに自生するのは貴重で
第3指定地入り口の山側で群生が見られますが、
自生数は第6の方が断然多いです。


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↑ 会津下郷・中山風穴地 第3指定地の風穴   

第3指定地には昔実際に利用していた風穴が残っています。
風穴(ふうけつ、かざあな、英語名:wind cave)は
洞窟の内外で生じる気温差や気圧差により風の流れが生じ、
洞口(洞窟の開口部、出入り口)を通じて体感的に速い大気循環がある洞窟の一形態だそうな。
養蚕が盛んになった明治以降
蚕種貯蔵用として整備された風穴庫が日本各地に作られたそうです。


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↑  会津下郷・中山風穴地 その他の山野草  

この時期の見所はなんと言ってもオオタカネバラですが
他にもオオヤマフスマ、ミヤマハタザオ、キバナイカリソウ。ホタルカズラ
ギンリョウソウ、カワラマツバなども見られました。


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↑ 会津下郷・中山風穴地特殊植物群落 第2指定地 (ヤナギラン) 

中山風穴を代表する高山植物と言えばオオタカネバラとヤナギランです。
でもヤナギランの期は通常7月下旬~8月上旬。
せっかくなので2013年7月下旬に撮影した第2指定地のヤナギランをご覧ください



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